【TT-BA07 レビュー】TaoTronicsの謎Bluetoothトランスミッター。aptX-LLの組み合わせで使い方は無限大!

また、よくわからぬ物を買ってしまった。

公式ホームページに存在するが、存在しない。
製品名は存在するが、情報と合致しない。
でも確かにそこに存在する商品。
その名も「TT-BA07」

正体不明な本製品ではあるが、まぁそれなりに面白く使い道は幅広い。
使いこなせれば、とても魅力的なガジェットと呼べる優秀さをもっていると言えるだろう。

そんな「TT-BA07」の不思議なところや、魅力を今回は紹介していきたいと思う。
ちなみに、本稿では以降「TT-BA07 ver2」と呼称する。
本稿ではその理由についても触れていきたいと思う。

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TT-BA07 ver2 について

TT-BA07 ver2 とは

まず「TT-BA07」から説明せねばなるまい。
TT-BA07 とは、TaoTronics社製のBluetooth送受信機(トランスミッター)であり、
Bluetooth 4.1を搭載した、Bluetooth送受信機である。
以下はその御姿だ。

Bluetooth受信はSBCに対応し、送信はaptXにも対応可能であり、CD音質と同等の解像度でBluetooth対応ヘッドフォンに出力可能だ。

つまり、これ一台でBluetooth受信機とBluetooth送信機の一台二役が可能な製品ということ。
例えば受信機として使えば、TT-BA07を繋いだ対象へスマホの音源を流すことが可能となり、またBluetooth送信機として使えば、TT-BA07を繋いだ対象は忽ちBluetooth発信器となり、Bluetoothイヤホンなどへのワイヤレス通信が可能となる。
なかなか通好みな製品と言えるだろう。


続いて、自分が勝手に呼称している「TT-BA07 ver2」の御姿をご確認いただきたい。

あれ?髪切った?

という感じに、なんだかどうにも印象が違う。
夏休み明けのクラスメイトの女子みたいに大人びた雰囲気を醸し出している。
なんだか話しかけると以前と違うテンションと口調で、あれ?なんかちょっと雰囲気変わった?
みたいな、自分だけが夏に取り残されているような、そんな切なさがある。

まぁそんなの無いんだけど、ともかくまずデザインが違う。
さらにBluetooth5.0に対応し、送信モードではaptXに加え、aptX-LLにも対応している。
つまりデザイン面に加え、性能面でも明確なアップグレードが行われている。
その他の基本仕様は全く同じだ。

この製品に何が起きているのか。
公式ホームページにはその説明が一切無い。
なので何故このようなことになっているのかが一切わからない。
こんだけ消費者目線で有益なアップグレードが入っているにも関わらず、企業としてPR要素が揃っているのにも関わらず、名称は「TT-BA07」で据え置きなのである。

う~ん中華!これは中華です!
故に、私は尊敬と畏怖の念を込めて「TT-BA07 ver2」と呼んでいる。

ちなみにスペックを新旧で比較すると以下のようになる。

 TT-BA07TT-BA07 ver2
対応コーデック[送信]aptX、SBC
[受信]SBC
[送信]aptX-LL、aptX、SBC
[受信]SBC
BluetoothBluetooth 4.1Bluetooth 5.0
重量10g14g
バッテリー160mA160mA
連続使用時間10時間10時間

TT-BA07 ver2 の外観

まず箱。
見て分かる通り、電源マークが横向きについており、旧TT-BA07のデザインだ。

右上に「TT-BA07」と記載がある。
やっぱり本製品は「TT-BA07」という名称らしい……。

中身を引っ張り出したところ。
RCA変換ケーブルと3.5mmオーディオケーブル、マルチ言語説明書を同封。

お店(箱)の写真と違う娘が出てきた。
世が世ならチェンジも辞さない。

デバイス上部には「TX」と「RX」に切り替えるスイッチがある。
「TX」は送信モードで、「RX」は受信モードだ。

デバイス下部には3.5mmオーディオ端子とMicroUSB端子がある。
この距離感が小さすぎず大きすぎでもなくちょうどよい塩梅であり…

このように充電しながらの使用でも場所を取らず邪魔にならないコンパクトさがある。
なお、ペアリングが完了すると青色に発光する。

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TT-BA07 ver2 の良いところ

圧倒的なaptX-LLのポテンシャルが最高

aptX-LL(Low Latency)は、Bluetooth音声転送の宿命とも言える”音声の遅延”に向き合った規格であり、「ハイレゾには対応してないけど低遅延」をウリとしている。

aptX-LLに対応機種同士で接続を行うことで、映像と音声のリップシンク差を極狭に抑えることが可能になり、「あれ、動画の口の動きと音声が合ってない」という事象を回避することが可能だ。

音楽コンテンツだけであれば音声遅延は何の問題も無いが、映画やYoutube、ゲームなどでは明確な音声遅延を感じることになるため、そういったコンテンツを多く消費する人であればaptX-LLは必須規格と言えるだろう。

発想次第で使い方は無限大

そんなaptX-LLに本製品は対応している。
本製品の「どんな端末の音声もBluetooth送信を可能にする」という特徴とのシナジーが大変に良く、本製品を接続すればどんなものでもワイヤレスで、遅延を感じることなくコンテンツを楽しむ事が可能だ。

そう、つまりこういう事が可能になる。

遅延が発生するBluetooth出力で対人ゲームを行う場合、映像と音声のズレによりまともなプレイは事実上行うことができなかった。
しかし本製品を接続することで低遅延でのゲーミングを行うことが可能となり、ワイヤレスでストレスなく楽しむことができるのだ。
バッテリーも単体で10時間持つので十分だろう。

ただし、画像のようにオーディオケーブルが刺さっている状態となり、プラプラと邪魔なうえ、14gと言えども多少の重さはあるので、これをつけてSwitchを振り回すようなプレイは非推奨だ。
スタンドを使用するなどして、コントローラのジャイロのみを使用するようにしよう。

他、車の音声入力に接続してスマホの中に入っている音楽をカーステレオで楽しむとか、Google Nestの受信機として設定すればBluetooth非対応のコンポシステムでGoogleアシスタントを流すことだって可能になる。

このように、発想次第では本製品の可能性は無限大だ。

もちろんPC環境でも使用可能

当然だけど、オーディオ端子があればPCにだって使用可能。

自分のPC環境は自作PCであるためBluetoothモジュールの装備はデフォルトでは無い。
自分の環境では、ASUS社の「Xonar U7 MKII」というUSBサウンドカードを接続し、DENONのコンポにハイレゾ出力を行えるように構築している。

この「Xonar U7 MKII」のヘッドフォン出力端子に、この「TT-BA07 ver2」を接続すれば、本体のスイッチひとつで音声出力をコンポからBluetooth発信に切り替えすることが可能だ。

偶然の産物ではあるが、この環境はマジで便利。

「TT-BA07 ver2」には機種としての音声調節機構は備わっていないが、「Xonar U7 MKII」と組み合わせることで出力元の音声のボリューム調整が可能となり、拡張アイテムとしても抜群の組み合わせとなる。

また、「Xonar U7 MKII」上でイコライズも可能なので好みの音に切り替えた上での出力も可能。
めちゃくちゃ好相性なのでとってもオススメしたい。

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TT-BA07 ver2 の微妙なところ

接続が本当にBluetooth5.0、aptX-LLで行われているかがわからない。

aptX-LLについては、aptX-LLに対応したイヤホンと非対応のイヤホンを用意して検証してみたところ、正常に動作している事は確認することはできた。
が、ひと目で今どのコーデックに接続しているかが不明のため、本当にこれaptX-LLなんかな?と疑問に思うことがあるかもしれない。

また、Bluetooth5.0に関しては結構疑わしく、10メートルぐらい離れると音声が少し途切れる事象が発生した。
尤も、対応classが不明なので100メートルまでの送信が可能かどうかも不明。

自分の環境では、所持している他のBluetooth5.0端末よりは若干送達距離が怪しい、という事実があったことは記しておく。

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TT-BA07 ver2の総評

軽くて安くて高機能で最高。

上記でも記載した通り、色々怪しい箇所が多々見受けられるが、この便利さに比べれば大したことではない。
aptX-LL対応のヘッドフォン・イヤホンを用意するのがちょいと手間ではあるが、もし手元にあるようなら本機を購入しておいて損はないだろう。

発想次第では必須ガジェットに環境入りするぐらいのポテンシャルは秘めているのでとてもおすすめだ。
Amazonでは定期的にセールも行われているようなので、こまめにチェックしておくと良いかもしれない。

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