【Truthear HOLA レビュー】とても聴きやすくデザインの良いイヤホン。謎のパッケージが魅力的。

4.5
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タイトルの通り、本製品のパッケージは大変に興味が唆られるものである。
面白そうだなぁと前々から思っていたが、気づいたら家にあった。不思議だなぁ。

ということで今回はそんな不思議な魅力溢れるTruthear HOLAをレビューしていこうと思う。

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Truthear HOLA の基本データ

Truthear について

Truthearは中国(おそらく深セン)を拠点とした、2022年に設立されたオーディオブランドだ。
展開されている製品は現時点では4つしか無く、まだまだこれからといった企業である。
公式HPはこちら

シンプルで幾何学的なデザインを扱っているのが特徴的。
カラーバリエーションなんてものは無く「黒」単色のみ。

各製品説明でDLP 3Dプリンティング技術を有しているのをことさらアピールしており、音響設計含め高度な技術があることを自負している様子。
噂では筆者大好きMoondrop社などと関係があるらしく、実際問題「なるほど」と頷けるクオリティがあるのが面白い。
筐体デザインもさることながら、くだんのパッケージデザインもまたその噂を裏付ける要因となっている。

Truthear HOLA について

Truthear HOLAは、2023年1月に発売されたばかりのイヤホンである。
11mmサイズの二重磁気回路ダイナミックドライバーを搭載しており、PU(ポリウレタン)サスペンションとLCP(液晶ポリマー)ドームによる複合振動板とn52マグネットが使用されているとのこと。
「この価格帯では凄いことなんだよコレ」と製品説明で熱く語られているが、正直普通の人はそんな事言われても分からん。
筆者も分からん。

まぁとにかく、コスパに優れた構造とご自慢の製造技術によるシェルによって組まれた完成度が非常に高いイヤホンということらしい。
海外では18ドル、日本Amazonでは3000円で扱われており、低価格帯に位置する本品であるが、その性能は果たして。

Truthear HOLA の外観

まずはいつもの通り外箱から。
これがHOLAちゃんですか。

なんというかこう、凄い”圧”を感じるじゃねえか…意識が飛んじまいそうだ!
そしてなんだろう、この表現し難い不安感は。
唐突に「デスフォレスト 恐怖の森」を思い出した。

裏面はこのように。
同低価格帯イヤホンであるMOONDROP 竹-CHUを彷彿とさせるデザイン。

中箱はこんな感じ。
チョコレートみたいな箱だなあって。

中身はこのように。
説明書とイヤピ、本体が入ったポーチと…なんだこれ

本当になんだこれ。

これイヤホンだよな?
なんで萌えキャラのプロフィールと三面図が描かれたカードが入ってんだ?
170cmって結構でかいな?うさ耳入れてのサイズなのか?じゃあ150cmぐらいか?
4月20日生まれ?ふうん牡牛座だね。それともおひつじ座かな?おじさんと相性が良いね😚
へぇO型なんだ、おしりが…ちょっと大きいんだね(笑)😄(^_^)
うさ耳元気娘、で、ツンデレなんだぁ😍エッチ、だね。ナンチャッテ(^з<)💕

という話じゃなくて、あの不安感はこれかと納得。
明らかにイラストのバランスが悪い。
イラストやったことがある人なら誰もが通る、初心者特有の不安定さを感じる。
これ、作者が後々黒歴史になって苦しむヤツじゃなかろうか。
なんというか、なんだろう。心中お察しします。

ポーチは合皮。
質感は悪くなくしっかりしている。

中身はこんな感じ。

本体デザインはシンプルながらも個性的な印象。
幾何学的な模様はワンポイントとして個人的に評価が高い。

TRIPOWIN Olina SE並みに黒豆な筐体。
面白みは無いが、イヤホンホールがスクウェア形状なのは個性か。

重さは3.9gを計測。
TRIPOWIN Olina SEよりも軽い。

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Truthear HOLA の良いところ

明るく過不足の無い楽しい音が出力される

2000円台としてはかなり優秀なバランス感のある音が出力される。
高音域は割れないしサ行も刺さらない、ボーカルも沈むことが無く男女問わず聴きやすい優れたチューニング感を感じる。
低音域は必要十分に確保されており、キックの衝撃やアコースティックの振動も感じることができる。
MOONDROP 竹-CHUのような上品さはないが、KBEAR Robinのような下品さもない、すごーく丁度よいバランス感のあるイヤホンだと感じる。

盛り上がるパートでは全ての音域をぐわっと持ち上げるきらいがあるので、場合によっては不快感があるかも?という具合。
ただこれ2000円クラスのイヤホンなので、欠点として特筆するものでもない。

「癖が無い」といえばそれまでではあるが、玉石混淆が跋扈する中華イヤホンワールドにおいては、この類稀なるフラット感はある意味重要な個性と言えよう。
正に「レベルの高い合格点を超えるイヤホン オールウェイズ出してくれる」というやつだ。

各音域を満遍なくゆったりと響かせることができるので、上記のようなゆったり聴く曲調との相性が良い。
決して高テンポとの相性が悪いというわけでもないが、筆者的なおすすめな話。

SHIROIちゃんの存在

存在がクソ面白い

仮にMOONDROP製品にこんなカードがあったとしても、こんな爪痕は残せない。
白ちゃんだからできたこと。誇りに思って欲しい。

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Truthear HOLA の残念なところ

特になし。
HOLAちゃんに全部持ってかれた。

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Truthear HOLA の総評

新参者でありながら確かな実力。
2023年を盛り上げることができるイヤホン。

面白さやクオリティでMOONDROP 竹-CHUと張れる実力があると感じる逸品。
リケーブルできるというのもまた差別化が出来ていて面白い。
これから中華イヤホンを始めてみたい、或いはコスパに優れたイヤホンがほしい、という人は是非手にとって見てほしい。
ああ、MOONDROP 竹-CHUと同じことを書いている!レビュアー失格やね。

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