【MOONDROP KATO レビュー】名機KXXSの進化版?いいえ別物です、良い意味で。

4.5
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オーディオファンなら知る人ぞ知る、あの水月雨(MOONDROP)。
何故かパッケージに二次元美少女が誂えられた例のアレ。
本ブログでもいくつかレビューを行っている。

筆者の聴く曲の趣味に合った音質傾向というのか、なんといえばいいのか。
MOONDROPのイヤホンは聴いていてとても心地よく、筆者好みの音を出してくれる。
そのせいで今やファンの一人。どんどんMOONDROP製品を揃えちゃう。

今回レビューするMOONDROP KATOは、実は2ヶ月ぐらい前に入手していたもの。
じっくり楽しんだうえでの、今さらの記事起こしとなる。

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MOONDROP KATO の基本データ

水月雨(MOONDROP) について

水月雨(MOONDROP)は中国(おそらく深セン)を拠点とした、2015年に設立されたオーディオブランドだ。
1万円程度のものから10万円近いものまで、多種多様なイヤホンを展開している。

年々着実に技術力を増しており、それに比例して知名度と信頼を増している堅実なメーカー。
その甲斐もあって今では有力な高級イヤホン・ヘッドフォンメーカーの一員となっている。

以降はMOONDROP Ariaの記事と同じになるので省略。

MOONDROP KATO について

MOONDROP KATOとは2019年に発売された名機、KXXSの進化版である。
KXXS Advance Technology Optimized の頭文字を取り、KATOと呼ぶ。
決して加藤さんのイヤホンという意味ではない。

…が、アニオタを公称するMOONDROP社長が好きな作品「冴えない彼女の育てかた」のヒロイン「加藤恵」から取られた名称であるという話があったりなかったり。
それは何故か。まずは以下をご確認頂きたい。

https://alter-web.jp/products/509/

これがくだんの加藤恵だ。
そして以下がMOONDROP KATOの表紙絵となる。

社長、「好き」が隠しきれてないですよ。
ガッツリコスプレきめてんのは流石に面白い。

それほどまでに力を入れている(?)本機の本気ぷりは推して知るべし。
本機には次世代の10mm ULT(Ultra-Linear-Technology)超線形ダイナミックドライバーが搭載されており、より効率的な内外部磁石複合磁気回路、より線形的な空気通過構造、内部音響キャビティなどなどを確保し、KXXSよりも繊細かつダイナミックな音響再現を可能にしたという。

KXXSより継続し、亜鉛アルミ合金の筐体は手動研磨により高精度な鏡面金型加工による美しい筐体が採用されている。
質感も触感も大変に良く、所有感も満たしてくれるイヤホンとなっている。

MOONDROP KATO の外観

外箱から。
これが加藤恵ちゃんKATOちゃんですか。
Ariaちゃんよりはエロゲ感は少なめ。

側面。
音響特性とドライバの構成について概要が記載されている。

内箱。なんと観音開き。

開けるとこんな感じ。
基本としてはKXXSと同じような収納。

一見KXXSと見分けがつかない。

KATOちゃんのブロマイド、もといポストカードがついてる。

Spring Tips(清泉)が標準で付属。
共振を抑制と、低音の損失軽減を防止したシリコンイヤーピースとなる。
他、ウレタン製も付属。

ケースはKXXSのものににワンポイント入ったデザイン。
かっこいい。

4芯星形カッド(Star Quad)構造ケーブルというものが付属。
表皮効果や近接効果の影響を効果的に低減し、干渉防止の役割を持つらしいが、正直良くわからなかった。

ノズルは交換式。
鋼、真鍮のノズルが用意されており、音質の変化を楽しむ事ができる。

本体。KXXS同様テッカテカ。
全面筐体加工のツヤスベ触感。
個人的には傷つきやすそうだなぁと不安が募るデザイン。

左がKXXS、右がKATO。
表は「KATO」の刻印が無いと見分けがつかない。

体重測定。
やったぜ11.3gを測定。自分の所持したイヤホンの中で過去一の重さ。
KXXSの10.7gより少し思いという結果になった。

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MOONDROP KATO の良いところ

KXXSの進化版と称すには余りある音質

KXXSはKXXSのレビュー記事の通り、レベル100になったAriaという印象だった。
音の傾向は同じでありながら全体的な底上げを行っており、解像度や響きを格段に上質なものに仕上げたイヤホンという結論をだしていた。
しかしながら、KATOはそのようなシンプルな進化とはいえないものとなっている。

まず、KXXSよりも音圧が違う。KATOのほうがより多く、厚く表現されている。
MOONDROPらしい「ふくよか」な音質傾向はそのままで、より攻撃的なアタック感を感じることができる。

そして解像度が異なる。KATOは大分クリアな印象をうける。
1DDというシンプルな構成はKXXSと変わらないながらも、一音ごとの再現性が高く、伴って響きやすくなっている。
結果として全体として高音域が強めに感じることができ、奥行きと響きをより味わうことができる。
KXXSが低~中音域を得意としていた一方で、KATOは全体的なバランスがよく、より女性ボーカルの艶やかさを楽しむ事ができる代物と相成っている。

つまり、「KXXS≧Aria」というものであったが、KATOに関しては同じ土俵に立たせることが出来ない。
進化版と称すには大分音質傾向が異なる。
だがしかし、それは良い意味で、という前提がつくことを忘れてはならない。
より高次元に完成された、バランス重視のイヤホンという印象だ。

低音域と女性ボーカルの組わせ曲との相性が抜群

MOONDROPの特徴といえば、やっぱり女性ボーカルの強さ。
アニソンを始めとして、女性ボーカルやDTMといった電子音響に大変に強い。

その特徴は持ちつつ本機は全体的に解像度が高めであり、表現力の高い高音域を持っている。
またアタック感もAriaやKXXSも強めなので、アコースティックの音出しが気持ちよく感じることができる。

イントロのアコースティックギターのアタック感の粒立ち、女性ボーカルの鋭さ、情報量の多いサビ部分の再現性、などなど、上記のようなストロングな曲調にとても合う。

傾向としてはオールジャンルで戦えるが、やはり本機が映えるのはチルな曲調だと思う。
響く低音と女性ボーカルの組み合わせこそ、本機の真髄が活かせるのではなかろうか。
もちろん、ゴリゴリの男性ロックだって楽しめるが、傾向としてはこっちかな、という話。

オプション品の品質の高さ

ケーブル、イヤーピース含め、オプション品が大変に品質が良い。
通常の中華イヤホンであれば、これらはオマケもオマケといったようなもので、正直微妙な出来なものが多い。
しかしながら、本機はケーブルもイヤーピースもデフォルトのもので十分楽しめるクオリティを保持しており、本機だけを購入しても十分に楽しむことができる。

色々中華イヤホンを手にとって来たが、オプションがここまでまともだったのはNICEHCK NX7 MK3以来。
こういうことをしっかりしてくれるのはとても良いことだなって。

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MOONDROP KATO の残念なところ

やっぱり傷つきやすい

見ての通り、全面鏡面加工という狂気の代物。
油断したらすぐに傷が付いてしまう。
KXXSに引き続き注意しなくてはいけないポイント。
また、KXXSと全く変化のないデザインも正直つまらない。

少しの休憩やらなんやらで取り外した際に、机の上に直置きするのも躊躇われる。
ほんのちょっとのスレでも傷が付きそうなため、気が気じゃないというが正直なところ。
外で気軽に使うのも正直しんどい。専用のケースを持ち運ぶことは最早必須。

引きこもって使用するのなら問題ないかもしれないが、それでも脱着時はハンカチやらタオルの上に置くことを推奨したい。
筆者は以下のようなカメラポーチを持ち歩き、プレイヤーごと格納している。

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MOONDROP KATO の総評

どんな人でも、高音質を楽しむことができる超優秀イヤホン。
バランス感に優れており、かつ解像度も一級品。
これは買い。絶対後悔しない。
なんかもう、これしか言えない。

さぁ、次はどのMOONDROPを買おうかな。

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