【SpinFit CP100+ レビュー】SpinFit W1に勝るとも劣らない装着感と音質。満足度は高い。

4.5
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筆者は本ブログで散々と final E のイヤーピースを使用している、と記載しているが、その実最近はSpinFit W1MOONDROP 清泉ばっかり使用している。

ステムが浅い製品にはMOONDROP 清泉を、ステムが長めの製品にはSpinFit W1をといった具合だ。
この使い分けの使用感に合致しない場合に、汎用性の高いfinal Eを使用しているという状況となる。

で、この度ブラックフライデーで安くなっていた本製品を見かけて購入した次第。
SpinFit W1もMOONDROP 清泉もサイズが足りねえんだ、助けてくれ。
ということで今回は、SpinFit CP100+をレビューしていこうと思う。

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SpinFit CP100+ について

公式HPより、本商品についての説明は以下の通り。

  • 有線イヤホン向けのイヤーピース。チューブ内径は4mm。ノズルアダプターを使う場合は3mm。
  • 同サイズのイヤーピース2ペアと、ノズルアダプター1ペアのセット販売。
  • 付属のノズルアダプターを装着すると、ShureやWestoneのような細軸イヤホンにも使用可能。
  • 医療用シリコンを採用で長時間耳に付けても痛みやかゆみが生じにくい。
  • 澄み通る高音も細かい楽器の音もしっかり聞き取れる。
  • 音楽の表現力を更に高めて、楽器の残響まで耳に残る。
  • イヤホン本体をしっかりと支え、耳にぴったりフィットするのでイヤホンが外れにくい。
SpinFit CP100+

SpinFit CP100+は2021年に発売されたイヤーピース。
であるが、2022年に発売されたSpinFit W1よりも丁寧な説明が確認できるのが面白い。

特徴としてはSpinFit W1と同様、ノズルが3Dクッション構造になっており360°稼働する点だ。
人によって異なる形状となる耳道に対し、製品自体が適切なポジションを取って装着することができるため、装着感が他製品に比べて段違いであるという利点がある。
稼働の様子は以下リンクよりアニメーションで参照可能。

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SpinFit CP100+ の外観

まずは外箱から。
W1と異なり簡易なパッケージ。

3Dクッション構造がわかりやすく記載されている。
サイズによって変わるカラーもわかりやすい。

白背景だと白飛びしてしまうので黒背景に変更。
シングルパッケージなので内容物はLサイズが4つ、ノズルアダプターが2つ。

3Dクッション構造なるくぼみが確認できる。
ここまではSpinFit W1と何も変わらないわけだが…?

上がSpinFit CP100+、下がSpinFit W1。
なるほどステム部分の長さが違う。
この長さ故にW1はより奥に入るが、一歩でしっかりとイヤホンに装着できないことがあった。
本機では果たして。

最近愛用しているqdc SUPERIORでの装着例。
このようなステムが標準的なイヤホンにマッチする。

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SpinFit CP100+ の装着感と音質

SpinFit W1に勝るとも劣らない、とても良好な装着感とナチュラルな音質表現が魅力的。
かなり快適なリスニングを行うことができる。

筆者の耳は左の耳道が右耳より細く複雑な形状をしているため、通常のイヤピでアレばサイズが異なるものを使用しなくてはならないのであるが、SpinFit社の製品は件の”3Dクッション構造”によって柔軟にフィットしてくれるため、同サイズで運用することができるのが非常に良き。
このような環境特性にも対応できるのは大変な利点と感じる。

感触としてはMOONDROP 清泉よりもサラついてはいるものの、なかなかの密着感と吸い付き感を感じることができるものである。
ステム長が短いぶん、SpinFit W1より密着感や挿入感は劣るものではあるが、通常使用においては違和感を感じるものではない。

音質傾向においては全体的にバランスの良い出力傾向を維持し、何かを強調するとか何かが減衰するといった味付けは無く、SpinFit W1同様に自然な音で楽しむことができる。
これは筆者が好んで使用していたfinal Eタイプに通じるものがあり、それでいてMOONDROP 清泉レベルの装着感があるというのは面白い。

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SpinFit CP100+ の総評

SpinFit W1に勝るとも劣らない装着感と音質。満足度は高い。

正直言って、SpinFit W1とあまり差別化できていないんじゃないかと思わなくもないが、装着感や音質についてはやはり申し分がなく、SpinFitの技術力の高さを感じるものであった。

上述した通り、SpinFit W1は本製品より柔らかく長いために密着感や挿入感を得られるものであるが、その一方でステムラバー部分が長いためにイヤホンから外れてしまう事象が多発している。
ステムラバーが短い故に滑落も少ない本製品は装着感もそこそこに、それでいてSpinFit W1とほぼ同等の使用感を有しているという点で、SpinFit CP100+の価値は非常に高いと感じる。
今後展開されるであろうSpinFit W1の単体パッケージの価格次第では、SpinFit CP100+で良いんじゃね?となることうけあい。
そうならないように、信じているぜ?SpinFit社さんよ。

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