アドベンチャーバイク乗りたるもの、いつかはフルパニア装備でキャンプツーリングをしたいものではないだろうか。
いや、ないだろうかっていうか、アドベンチャーバイクを買うような協調性皆無な奴は絶対それを前提に買ってるでしょう。
それで家族を置いて一人で北海道とか淡路島とかに行って星空を眺めながらキャンプするんだろ?
「焚き火はやっぱり普通の火とか違う」とか「ゆるキャンとか正直迷惑なんだよね(笑」とか言っちゃうんだろ?
知ってるよ。だって俺も乗ってるもん。
ということでこの度、憧れのフルパニア装備を装着することに決めた。
以下の記事でもちょっと触れてるけど、年始にいきなり15万円もする通販をしたという件はこの買物になる。

今回使用した通販は、「Motostorm」というイタリアの通販サイトだ。
調べるとそれなりに利用ユーザもいるみたいなので信頼と実績はあるのかもしれない。
とはいっても、やはり情報が少ない部類の通販サイトには違いない。
よし、じゃあ自分が身を持って確かめてみるか。
ネタにもなるしな!という事で試してみたぞ。
Motostorm って何
「Motostorm」はイタリアに拠点に置くバイク用ヘルメット・アパレル・パーツ専門店だ。
バイクというものは4大メーカーを携える日本のイメージが強いが、イタリアも負けず劣らずドゥカティやMVアグスタ、モトグッツィ、Vespa等の個性的で美しいデザインのバイクを多く排出している国でもある。
故にイタリアのバイク熱は熱く、バイクパーツを精力的に生産している。
GIVIやAGV等、知っている人は知っている名だたるメーカーがそれにあたる。

隠す気のないイタリア感。 日本の国旗でやると突然”厄介な方々が装着してるヤツ”になってしまうのが悲しいところ。
日本も世界で戦えるメーカーを携えてるのだからそういうことすればいいのに、全く伸ばそうとせずむしろ邪魔者と扱ってる風潮があったりするので理解ができないのだけれど、それはまた別の話。
そんなイタリアの「Motostorm」はイタリア産バイクパーツだけでなく、欧州の装備品を色々と備えており、しかもそれを格安で購入できるというサイトである。
本サイトは、日本語表記にも対応している上に日本にも簡単に発送が可能。
PayPalにも対応しているので「Motostorm」にクレジット情報を登録する必要も無く、安全性にも信頼が置ける。
デフォルトがユーロ表記であったり、後述するが日本語表記にすると表示バグがあったり、カスタマーサポートが「イタリア語のみ対応(英語はちょっと苦手です)」とか公式に言ってたりするといった、さすが”太陽と海の国イタリア”な気質の点で注意が必要だ。
どんぐらい安くなる?
自分の愛機、Vstrom650を例にあげよう。
Vstrom650をフルパニア装備にするためには上記のような装備が一式必要になる。
(ちなみに上記はヘプコアンドベッカー一式装備)
このような装備をGIVIで揃えようとした場合、例えば日本Amazonでは以下のようになる。
総額、22.3万円となった。
箱だけならまだしも、その箱を取り付けるアタッチメントなども装着する必要があるため、このようにパーツ数が増え値段が張ってしまうのだ。
とはいえ高すぎる…。
対して、「Motostorm」で購入しようとするとどうなるのか。
その結果がコレだ。
8万もお安く購入することができた。
日本で買えば22.3万円もするものが、14.8万円で購入することができる。
ここに関税等がかかるにしても、1万はプラスされない計算になるので大分お安く購入できることがおわかりになるだろう。
決して安くはない、が、8万浮くのはでかい。
なんだったらサイズの違うGIVI箱をもう一個買ったってお釣りが来るレベルだ。
だったら「Motostorm」を使ったほうが賢いじゃないか。
使った感じどうなの?
通常の通販サイトのように、商品をカートに追加し決済に進む。
PayPalで決済を行えば、クレジットカードの情報を入力せずに決済が可能だ。
そのため購入までは全く問題がない。
後は発送、到着を待つとなるのだが…。
発送が全然されない。
まぁご時世がご時世、流通の混乱があるのは重々承知しているが、二週間待っても動かないのはどうなのか。
Aliexpressだって1週間以内には発送しているぞ。
「Motostorm」のサイトには、在庫があるものは5日以内に発送と書いてある。
自分が注文したものはすべて在庫有りだった。にも関わらずである。
正直やられたと思いました。
でもほら、イタリアって年末年始ロックダウンとかしてたしさ、なんかちょっとほら、トラブルとかあったかもしれないから、ねえ?
大丈夫、まだ慌てあwあっdfjw慌てる時じゃない。
そんな矢先、以下のような状態になっていることに気づく。
この「状況」というステータスが”作業中”となっていたのだけれど、空欄になっていた。
もう作業すらしてないんかいと。状況がまるで分からなくなってしまったのである。
ということで英語チョットワカンナイとか言ってるけど問い合わせてみた。
”なんか、作業中のステータスが空欄になって今何やってんのかわからないんだけど、どうなってんのか状況教えてくれ…。頼むで…。”
という内容だ。
そんなメールを送って早5日、返信が来ない。
正直やられたと思いました。もう何も信じられない。
そして6日目、やっと返信がきた。
エリカ、俺は信じてたよエリカ。
ということで、なんか来週中にまた連絡くれるらしい。
ここの国のバイクもそうだけど、企業も国民性出てんなぁと思った。
ちなみに、日本語以外の表記(英語やイタリア語等)にすると以下のような表示となる。
ちゃんと発送遅延となっていることが確認できる。
つまり、日本語表記にすると正常に表示されないバグがあるということだ。
状態を確認する際には、日本語表示以外にしてから確認する必要があること注意が必要だろう。
結論どうなのよ
まだ信頼にたるかは分からない。
分からないが面白い。
イタリアに行ったことがあるけど、どいつもこいつもマジで明るく陽気で適当だった。
あと食事の味が濃かった。なので、まぁこんな対応されても納得がいく。
15万もする商品が無事我が家に届くか、続報あり次第本ブログで記載していきたいと思う。
続
