【TRUEFREE O1 レビュー】タフさと軽さが魅力的なオープンイヤーイヤホン。そしてその軽さが弱点。

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まず最初に、本記事はメーカー様(TRUEFREE社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)

最近なぜだかとても流行っているオープンイヤーTWS。
本機もその例に漏れずオープンイヤーなタイプなわけだが、市場評価はそれなりに高く気にはなっていたところ。
最近同形のCleer ARC2をレビューしたワケだが、本機の実力は果たしてどんなものか。

ということで今回はTRUEFREE O1をレビューしていく。
ちなみにゼロワンではなく、オーワンであることに注意。

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TRUEFREE O1 の基本データ

TRUEFREE について

TRUEFREEは、2022年に中国の深センで設立され、たオーディオメーカーだ。
スポーツイヤホンをメインコンセプトとし、いくつかのイヤホン・ヘッドホンを展開している模様。
曰く、「運動中に音楽を楽しむ方々を対象に、よりスポーツシーンに適した、良い音楽と軽い運動を楽しめるBluetoothイヤホンを生み出すことに努めている。」とあり、各運動シーンでの使用を前提とした設計が行われている様子。

ちなみにTRUEFREE社は、SOUNDPEATSから資金提供が行われている実質的なサブブランドといった扱いとのこと。
2024年3月執筆時点で公式HPなどの展開はなく、SNS中心で広告が行われている模様。
TRUEFREE 公式Twitter
TRUEFREE 公式Instagram

TRUEFREE O1 について

TRUEFREE O1とは、前述の通りオープンイヤー型TWSだ。
耳穴に直に装着するものではなく、スピーカーそのものを耳介に乗せる形で装着するイヤホンであり、周囲の音をシャットアウトすることなく音楽を楽しめるというタイプのイヤホンとなる。
装着したまま環境音を取り込む事ができるため、装着・音楽再生したまま人と会話ができるイヤホン、所謂「ながら聴きイヤホン」と呼称されるイヤホンである。

16.2mmダイナミックドライバーを搭載しており、オープンイヤー型で失われがちな低音を補強する独自アルゴリズムを搭載しているとのこと。
Bluetooth5.3に対応しており、60ms低遅延ゲームモード・マルチポイント機能といったハイエンド顔負けな機能も実装。
個人的には何よりも、10時間の音楽再生が可能というタフさに注目したい。
オープンイヤー型である以上、常時つけっぱなしな状況を前提としているわけで、そうであるならば長時間再生できるに越したことはない。

ちなみにカラーリングは「ブラック」と「くろい」で展開されている模様。
もちろん両方黒いのでどういう差別化がされているのかはまるでわからない。
ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ並に漆黒。

なお、コーデックは「AAC/SBC」に対応しているというが、何故だかLDACにも対応している模様。
これはおそらくOEM元であるSOUNDPEATS GoFree(日本では未発売or終売)をベースとしているからと思われ、まぁ中身も一緒ということなのであろうなぁと察することができる。

TRUEFREE O1 の外見

まずは外箱。
安価帯なパッケージングであり価格相応。

内箱。
ここも同上。

ぱかっと開くタイプ。
マグネットなどはなく、用紙を差し引きするタイプ。
謎の加味と本体が確認できる。

内容物は上記のとおり。
説明書とType-Cケーブル、本体。
謎の紙はアプリへの誘導のようだ。

まぁやっぱりオープンイヤー型のためケースは手のひらサイズにでかい。
Cleer ARC2より全長は小さいが、厚みがあるのでこちらのほうがデカく感じる。

ケースの開け易さはTRUEFREE 01のほうが”くぼみ”がある分有利。
一方で、全体的にプラスチッキーでバリが目立つ加工なので手触りはよろしくない。
まぁ実際安いのでしょうがない。

開くとこんな感じ。

取り出したケースはこんな感じ。
コールタール並の黒光り具合でだいぶヌメ感がある。

Oladanceを彷彿とさせる形状。
ドライバ搭載部分の他、引っ掛け部分の末端にも膨らみがある。
この膨らみがバッテリーなのかマイクなのかは不明。

ドライバ搭載部分はタッチセンサーが内蔵されており、タッチ回数や長押しで曲操作が可能。
反応は鈍め。

イヤホン自体は9.4g、ケース込みだと102.6gを記録。
全体的にプラスチッキーであるが故、かなり大きくみえるその形に対して軽い印象。
計測以上にCleer ARC2よりも軽く感じる。

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TRUEFREE O1 の良いところ

かなり自然な装着感

本機の装着感はかなり良好。
正直、愛用しているCleer ARC2よりも装着感は良いとすら思っている。

その理由は単純で、ただ耳介に乗っけるだけというシンプルな構造であることだ。
Cleer ARC2は耳に挟むという機構であるため、人によっては長時間の使用に痛みを伴うことや違和感を覚えやすいという状況が生まれる。
一方で本機はメガネを掛けるように”耳に乗せるだけ”であるため、人それぞれの耳の形の影響や耳そのものに圧迫感を与えることが無いのだ。
そして本機の軽さも相まり、より一層不快感を覚えにくいものとなっている。
なるほどとても合理的。本機の一番の魅力とも言えるだろう。

しかしこの機構には弱点がある。理由は後述。

タフさが魅力

本機はしっかりとしたタフさを持っているのが魅力的だ。
実際に筆者は、8時30分におはようと同時に装着して使用し続けてみた。
その結果、バッテリー切れを起こしたのは19時20分。
なんと11時間程度も使用し続けることができたということになる。
しかもLDAC通信状態でコレ。LDACじゃなかったらもっと伸びたかも。

上述した装着感の良さと軽さ・そしてこのタフさは大変に相性が良く、数多の類似品の中で本機を選択する理由にもなり得ると思う。

アプリが優秀

上記抜粋キャプチャより、カスタマイズ項目が豊富なのが見て解ると思う。
Cleer ARC2君は大真面目に見習って欲しいところである。
オープンイヤーだからといって機能を割り切らず、遊べる余地を付与してくれるのはとても良心的だと思う。

また、この充実したカスタマイズ性能に加え、リラックスしたコンサートホールなるオプションもある。
これは単純に「川のせせらぎ」や「雨音」といった環境音の再生をしてくれる”なんてことない”機能なのであるが、本製品に対しこの機能は大変に理に適っていると思う。
そもそもオープンイヤーは音楽と真っ向から向き合うモノではなく、なにか別に注力すべき作業の合間に彩りを与えるモノであるため、このようなアンビエント・ミュージックはとても相性が良い。
作業効率を高める上で使える機能であると認識しており、筆者的にはとても評価したいポイントだ。

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TRUEFREE O1 の残念なところ

本機のウリである「スポーツシーンでの使用」に懐疑的

本機は上述したように「耳に乗せるだけ」という機構だ。
軽く、自然に装着できる、大変に魅力的なソレである。

しかしてスポーツシーンではどうか。
軽い運動なら問題ないだろうが、激しい運動、更に言えば単純な上下運動では、この装着性は悪手となってしまうのではなかろうか。

軽いジョギング、ストレッチ、ウォーキング等、平凡な日常生活程度であれば問題は無かった。
しかしボクササイズや縄跳びなどの上下運動が加わるスポーツでは途端に吹っ飛んでいく。
なんなら逆立ちでも落ちる。
「耳を挟む」という機構であるCleer ARC2ではこのようなことはなく、終始装着することができていた事を鑑みるに、この「耳に乗せる」という機構の明確なデメリットと言えるのだろう。
故に、”スポーツシーンでの使用を想定”と銘打つには少し心許ないかな、と思わずにはいられなかった。

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TRUEFREE O1 の総評

タフさと軽さが魅力的なオープンイヤーイヤホン。
そしてその軽さが弱点でもある。

そう言えば、ここまでを通して音質に一切触れていなかったので触れておくと、音質は価格以上。
中域の伸びは同価格帯のインナーイヤー型に匹敵するレベル。
残響感や空間再現力も高く、基本的なレベルは高い。
ただし、オープイヤー故に音の粒立ちは粗く、価格相応と印象。
低音は締まりがなくボワついているが、まぁ5000円クラスかつオープンイヤー型と考えると頑張っているほうと言える。

このように全体的にコスパは高いと感じるものであるため、オープンイヤーデビューとして推奨できる製品と言えるだろう。
オープンイヤーイヤホンって基本高価だからね…。
もちろんサブ機として手元においておくもの全然アリな性能があるので、検討してみてもいいかも?

ちなみに本記事限定のAmazonクーポンコードも頂けたので公開。
今がチャーンス。

クーポンコード:YJQ6WZ3H
対象商品:TRUEFREE O1
割引率:5%
開始日 2024-03-19 00:01 JST
終了日 2024-04-14 23:59 JST

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