【AVIOT TE-D01gv レビュー】aptX Adaptive対応機種の実力をガチレビュー。デザインと音質はマジで良いけどそれ以外は…。

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買っちった。

事の経緯なんかは以下の記事を見てほしい。

【Truengine 3SE レビュー3】壊れたのでAmazonに交換要請を行った結果、まさかの事態に…
前回までのあらすじと結末以下の記事で紹介しているように、Truengine 3SEを自腹で購入してレビューした。で、以下の記事で紹介しているように、開封から2日後ぐらいで突然接続できなくなり、左側が永遠...

aptX Adaptive対応のTWSというものを試したくて仕方がなかったんだ。
自分のメインスマホはMi 9T proであり、aptX Adaptiveに対応している。
aptX Adaptiveを試せる環境を持ちながら、aptX Adaptive対応のTWSを使用しない…
そんなもったいない事なんてできないでしょう。

ということで本稿では、発売前から予約して発売当日から1週間使用し続けた
ガチンコレビューを記していこうと思う。

タイトルでわかると思うので先に結論を書くけど、
本機は「デザインと音質はすごくいいけど、その他が残念」という評価になっている。

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AVIOT TE-D01gv の基本データ

AVIOT TE-D01gv について

まずは本機の一番の売りである、aptX Adaptiveから説明せねばなるまい。

aptX Adaptiveとは、データ転送時のビットレートを可変させながら伝送する技術のこと。
従来のaptXなどのコーデックでは352kbps/384kbpsの固定ビットレートで転送されるのだが、aptX Adaptiveでは280kbps~420kbpsの間で可変させながら転送を行うことができる。
CBRとVBRみたいなものと例えればわかりやすいかもしれない。

リスニング環境に応じて転送データを可変させることが可能であり、例えばデータ転送が難しい環境ではビットレートを下げて転送を途切れないようにしたり、逆にデータ転送がしやすい環境であれば高ビットレート転送を行い音質の確保を行うといった、テクい事をしてくれる。

最大48kHz/24bitまでの信号を伝送可能であり、aptX HDと同等のハイレゾに対応しながらもaptX LL並の低遅延で転送が可能という、まさにBluetooth音声転送の理想形ともいえるコーデックだ。

そんなaptX Adaptiveに”恐らく”世界初対応した完全独立型イヤホンが、
このAVIOT TE-D01gvである。

そんなAVIOT TE-D01gvの、スペック厨も納得のスペックは以下の通りだ。

 AVIOT TE-D01gv
Bluetooth規格5.2
ドライバーチタン蒸着PUメンブレン+ネオジウムマグネット使用
6mmダイナミック型マイクロスピーカー
SoCQCC3040
対応コーデックaptX Adaptive、aptX、AAC、SBC
操作方法物理ボタン
防水等級IPX7
連続再生時間約11時間
充電時間約1.5時間
充電端子USB Type-C
その他CVC対応
アンビエントマイク(外音取り込み)機能搭載

最新のBluetooth 5.2を採用し、SoCにこれまた最新のQCC3040を搭載。
aptX Adaptiveに対応はもちろんのこと、IPX7の防水も兼ね備えている。
さらにはアンビエントマイクも搭載しているので、とっさの会話にも対応可能だ。

IPX7の防水レベルは洗剤などを使用しないのであれば、プールや風呂場での使用も難なく耐えうる性能を持っている。
スペック上ではまさに、コレ一台でどこにでも持っていけて使える、相棒のような最強のウェラブルデバイスと言えるだろう。

そう、あくまでスペックだけ見れば。

AVIOT TE-D01gv の外観

すんごい小さい。
Truengine 3SEの3分の2ぐらいの大きさ。

可愛いかっこいい美しい。
本体のデザインはとても良好だ。

ところで君、シナンジュに似てるってよく言われない?
色の名前も「Cardinal Red」とかいう、なんかビスト財団関係者みたいな感じだし。

コンパクト且つシンプル。
前作、AVIOT TE-D01gは全面ピアノ加工らしいのだけど、本機は蓋だけ。
下部はマット加工となっている。
正直、統一感を感じられず美しさは感じない。

本体を取り出したり収納すると…

バッテリーインジゲータが点灯する。
点灯時間はわずか1秒程度だ。

重量はケース込みで48.7g。

イヤホン単体で4.6gだ。
Truengine 3SEよりも全体的に軽い。

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AVIOT TE-D01gv の良いところ

温かみのある音。アコースティックな楽曲との相性が抜群。

ギターやピアノといった生音演奏、要は物体が振動する音との相性がとても良い。
ジャズやボサノヴァ、バンド楽曲のリスニングには最適と感じる。
ドラムロールやベースソロなどで映えるかなりウォームな音という評価だ。

傾向としては、低音強めのかまぼこ型であり、高音は少し弱め。
電子音による高域のサスティンは味がなく、ソリッド感は皆無といっていいだろう。
かといって、カリカリな楽曲が苦手というわけでもなく、しっかりと細部まで響かし鳴らしてくれる。
ハードコアなどのアタック感強め高音強めというキツイ楽曲にも対応できているのが面白と感じたポイントでもある。

AVIOT TE-D01gvを聴き込んだ後、他のイヤホンに変えると「あれ、この曲こんなスカスカだっけ?」と思うぐらいには音の厚みを感じることができ、使用すればするほど愛着が湧くような音、という評価だ。

転じて言えば、使用しなければ本機の味を全く引き出せないということになる。
長い付き合いを覚悟した上で本機を購入する必要があると言えよう。

このような仕様であるため、最低10時間以上のエージングは必須。
初回リスニング時には、そりゃあもう失敗したと思うぐらいひどい音質であり、本気で返品を考えたぐらいだ。

高音はおろか、低音も響かず中域だけのスッカスカな音質であり、Amazonとかで2000円程度で売ってるTWS並の音質であった。
本機を購入した際は、音を流したまま数時間放置を推奨したい。

通話品質が良い

上記画像をオフィシャルで出すぐらいなので自信があるようだけども、まぁそれなりに良い。

中域の音圧があるので人の声が聞きやすく、とてもクリアだ。
それでいてこちらの通話音質も明瞭で聞きやすい。

この広告に嘘偽りはないと判断している。

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AVIOT TE-D01gv の残念なところ

aptX Adaptiveは幻想だった。人混みに弱すぎる。

上記で述べたように、aptX Adaptiveはリスニング環境に応じて転送データを可変することが特徴だ。
データ転送が難しい環境ではビットレートを下げて転送を途切れないようにし、データ転送がしやすい環境であれば高ビットレート転送を行う…といった具合。

しかし実際に使った感想はどうかというと、そんな恩恵は微塵も感じる事はできない。
ていうか、そこらへんのaptX対応機種以下であると言い切ってしまっていい。

人混みの多いところでは、マジでブチブチと通信が切れる。
たまに切れる、とかではなく、まともなリスニング自体困難なレベルで切れてしまう。

人混みがないところや室内であれば上記の通りの素晴らしい音質でのリスニングが可能なのだが、こと通勤時のような人混みのなかでの使用は耐えられたものではない。
両耳からブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッと炸裂音が轟く具合は、本当に殺意を覚える。

自分が所持するBluetoothイヤホン・レシーバでここまで途切れやすい端末は無い。
なので、通信品質においては中華端末以下と言えるだろう。

思うにコレ、QCC3040のせいではなく本機の設計の問題の気がするが、如何か。


また、この問題は少し工夫をすることで若干の改善が可能だ。
aptX Adaptiveは開発者オプションからモードを変更することが可能なのだ。

まずaptX Adaptiveで接続していることを確認した後…

開発者向けオプションでコーデックを確認。

aptX Adaptiveモードの項目がデフォルトで「高音質モード」になっているので、
これを「低レイテンシーモード」に変更する

恐らくこれをすることで低遅延に重きをおいた、低可変ビットレート帯での再生が可能になるのだろう。
音質とトレードオフで接続性と低レイテンシを会得することができるということだ。

この操作を行うことで、明確に「若干の改善」を感じることができた。
そう、あくまで若干である。
人混みに突っ込もうものならやっぱり切れる。
どないすればいいのこれ。

自分はTWSは基本的に料理中や散歩のときに使用するようにしているので影響はないが、
これ一個でオールマイティな活躍を期待するのは難しいと評価せざるを得ない。

装着感が最悪。イヤーピースで工夫が必須。

以下画像を見てもらえばわかるように、本機は人間工学とかあんま考えてないデザインであり、ただの耳栓のように装着するものである。

そのため装着感がガバガバですぐ密閉感がなくなる。
長時間の装着で外耳に痛みを覚える。
これはカナル型イヤホンとして致命的だと感じる。

様々なイヤーピースを試した結果、ウレタンなどの耳穴に合わせた形状に自ら合わせるようなタイプでないと長時間のリスニングには向かないと判断した。
そうでない場合、少しの動作で隙間が発生するためストレスが半端じゃない。

そのうえ本機は物理ボタンで操作するタイプである。
物理ボタンで操作するたびにずれるわずれる。
これはいかんでしょ。

Complyのようなイヤーピースが必須と感じたが、本機の付属品にはそのようなものはない。
Truengine 3SEは標準で付属している点で、本機より優れているかもしれない。

左右がどっちかわからん

見て分かる通り、上からでは左右の区別がわからない。
裏返してようやく判別が可能。

小さくLRの表記が確認できる。
このせいでケースにしまうのも慎重にならざるを得ない。

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AVIOT TE-D01gv の総評

aptX Adaptiveに期待はしてはいけない。
繰り返すようだけど、「デザインと音質はすごくいいけど、その他が残念」

人混みの中での使用をしないのであればオススメ。
良質な音質をワイヤレスで提供してくれることだろう。

普段使いを想定し、コレ一個ですべての使用シーンを満たしたいというのであれば、
オススメはしない。ブチブチノイズで耳を痛めることになるだろう。

音質重視であれば本機、オールマイティを求めるのであれば、Truengine 3SEがオススメかな。
自分の使用シーンとしては何も問題ないし、音質も満足なのでしばらくは使うつもり。

8/13
耐えられなかった。

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