【PetSnowy 全自動猫トイレ レビュー】とにかく消臭に拘った実力派猫用自動トイレ。

4.5
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まず最初に、本記事はメーカー様(PetSnowy社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)

2023/11 執筆現在において、筆者宅ではPETKITの自動トイレ「PETKIT PURA MAX」を愛用している。
価格・性能において、大変優れている製品だ。

上記製品について「とっても満足している」旨のレビュー記事を上げたところ、なんと本ブログに対し挑戦者が現れてしまった。
なんでも、「PETKIT様との比較なども入れていただいても構いません。忖度なしにお願いいたします。」(原文ママ)とのこと。
筆者はこういう気概のある企業が大好きだ。心の底から応援したくなる。
それではお望み通り(?)、忖度はせずにしっかりと評価させていただこう。

ということで PetSnowy 全自動猫トイレ をレビューしていくぞ。

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PetSnowy 全自動猫トイレ の基本データ

PetSnowy について

PetSnowyは、2020年アメリカ・カルフォルニアで創業された企業である。
2020年創業ということもあり、現状、自動トイレ・自動給餌器・自動給水器・おもちゃといった4製品のみの展開となっている。
こと日本においては、本機「PetSnowy 全自動猫トイレ」のみの展開となっている。
恐らくトイレ以外の商品も随時日本展開されていくとは思うが、まだ様子見の段階といったところだろうか。
これからの活躍に大いに期待できる企業だ。

PetSnowy 全自動猫トイレ について

本製品はその名の通り、自動でトイレ清掃をしてくれるペット用(猫用)のスマートトイレだ。
恐らく正式名称は「SNOW+ SELF-CLEANING LITTER BOX」と思われる。
PETKIT 自動トイレも「PETKIT PURA MAX」という正式名前がありながらも表向きには大きく出されておらず、「日本展開される洋画のタイトル」よろしく日本人の稚拙な理解力に配慮した安直なネーミングで展開されている。

商品説明としては名前の通り自動トイレそのものであり、おしっこもウンチも全て自動で掃除してくれるのは勿論のこと、猫砂飛び散りに配慮した機構や消臭機能まで備えている。
また何時に何分間トイレを使用した、という事を計測しつつ猫の体重測定までしてくれる。

ご利用される猫様の安全を第一に考えた設計がされており、挟まり防止機能や異常時の専用アプリ通知機能などを備えている。
また、簡単に分解・組み立てする事が可能な機構を備えており、掃除やメンテナンスが安易な設計となっているのも注目ポイントとなる。

なお、本製品はクラウドファンディングサービスである「Makuake」にて2000万円近くも支援を集めた注目度の高い製品でもある。
詳細な製品説明や企業説明については「Makuake」のサイトを確認したほうが良いかも知れない。

Makuake|猫ちゃんに心地よいトイレ空間!自動梱包・徹底消臭・全自動猫トイレPetSnowy|Makuake(マクアケ)
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PetSnowy 全自動猫トイレ の外観

まずは外箱。すっっごいでかい。
何やら写真右から視線を感じる。

そうだお前のだ。
あくびをするな。

箱を開けるとクソデカユーザーガイドが登場。
恐らく自分が出会ってきた中で一番デカいユーザーガイドだ。

ひっくり返すと、なるほどユーザーガイド。

各所拡大画像。
シンプルでわかりやすい機構をしている事が解る。

取っ払うと謎の封筒が3つ出てくる。
恐らく専用のごみ袋と思われる。

内容物は上記の通り。
肉球に挟まった砂落としマットと消臭パック、説明書と電源プラグ。

なんでもこの消臭パックはシャネルの香水メーカーが作っているのだそうな。

本体を取り出してみる。
すごいでっかい。

暖簾が付いているのが可愛い。
暖簾は取り外しができるため、猫様が嫌がるようであれば撤去可能。

物理ボタンが3つ配置。
雲はステータスランプであり、状態によって色を変えて点灯/点滅する。

上の蓋を開けて中の様子を伺うことが可能。
裏面には前面のステータスランプの状態説明が記載されている。

上蓋を完全に取っ払うとこのように。
分解がとても簡単なので掃除が楽そう。

中はビニール製?
PETKIT PURA MAXは防水生地だったのでこちらの方が丈夫そうに思える。

横のスペースは付属品の砂落としを配置する箇所。
設置・使用後はこのようになるため、トイレ以外に砂がばらまかれ難い設計となっている。

そしてこの踊り場に消臭パックをセットする事が可能。
ここの設置箇所には消臭パックの他、光触媒フィルターも備わっている。
光触媒はアンモニアを90%以上除去することが可能とのこと。

詳しいスペックや機能詳細については、以下を確認されたし。

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PETKIT PURA MAX と外観比較

筺体をPETKIT PURA MAXと比較してみる。

PetSnowy 全自動猫トイレは筐体内に砂落としを配置している設計上、やはりかなり大きい。
体高・奥行きはまぁいいとして、横幅についてはPETKIT PURA MAXの1.5倍はある。
設置場所には少し気を使うかも、と思わずにはいられない大きさだ。

また、比較して思うことはPetSnowy 全自動猫トイレの出入口が高いということだ。
PETKIT PURA MAXも、自動ではない猫トイレに比べれば出入口が高めではあるが、PetSnowy 全自動猫トイレはそれを上回る高さで設計されている。
健康体であれば良いのだが、歳を取ったりなんなりの際には少し心配になるかも?
PETKIT PURA MAXには専用ステップのオプションがあり、その点の考慮が伺えるものである。

一方で、インテリアに馴染みやすいデザインはGOOD。
何より暖簾が可愛い。
PETKIT PURA MAXは「サイヤ人の宇宙船」みたいなデザインなので、本当に家庭に馴染まない。
この点ではPetSnowy 全自動猫トイレはとても配慮があって良い。

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PetSnowy 全自動猫トイレ の良いところ

全く排泄物と出会うことなく処理ができる

自動トイレとしての機能は全く問題なし。
猫様を飼育している家庭には今すぐにでも導入して欲しい製品だ。

下僕(飼主)は手動で行うトイレ掃除の面倒から開放されるだろうし、猫様にとってはトイレが常に綺麗な状態に保たれることによってストレスの無い健康的な生活を送る事ができる。
まさに皆が幸せになれる世界がそこには待っている。
回収された排泄物だってそのまま専用ゴミ袋にポイしてしまえばよいワケであり、掃除も大変に楽。
排泄物ボックスは密閉されているため、匂いが漏れることも無い。
溜まった砂自身の匂いも、本機自慢の消臭効果と暖簾のお陰で全く漂ってこない。

そして何より驚くのが、本機では「最初から最後まで排泄物を見る事が無いということ」だ。
どういうことかというと、排泄物ボックスを見て頂ければおわかりになると思う。

袋に直接排泄物が流れ込む設計となっているため、うんちとコンニチワをすることがないのだ。
伴って匂いも少なく、排泄物ボックスを気軽に開けることができるのである。

PETKIT PURA MAXは排泄物ボックスを掃除する時には必ずコンニチワしなくてはならない設計であったうえ、袋が全開であるために匂いもそれなりにするものであった。
排泄物ボックスを開ける際には丹田に気合を入れ、息を止めて作業を行う必要があるのだ。

が、PetSnowy 全自動猫トイレはそんな気合は必要ない。
スーッと開けてスイーッと袋を取ってそのままポイ。
楽だし衛生的だし何より臭くない。スバラシイ!!

デザインヨシ!

競合他社製品の自動トイレは、どれもこれも宇宙船のようなデザインをしている。
まぁ自動トイレの仕組み上、ドラム型の形状を回さざるを得ない為に曲線多めのデザインにならざるを得ないのは理解できるものであるが。

一方でPetSnowy 全自動猫トイレは、そのドラム機構はおろか猫砂落としまで箱型の筐体内に組み込んでしまっている。
これによりマジョリティを占める宇宙船デザインとは一線を画す、インテリアに馴染みやすいデザインを有せている訳だな。
とてもナイスな着眼点だと思う。

まぁ、その弊害としてめっちゃデカいんだが。

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PetSnowy 全自動猫トイレ の残念なところ

PetSnowy の管理アプリの出来がイマイチ

本機は勿論ネットワーク接続が必須であるし、伴ってアプリでの管理が可能な製品だ。
その管理アプリが、PETKITと比べてしまうと”今一歩”という印象を受けてしまう。
基本的には上記画像郡から確認できるとおり、本機の配色に準じたUIで基本的な設定が可能なものではある。
設定項目もほぼPETKITと同様であり、一見不足は無いように思える。

問題は動作記録ログの表示だ。

つまり…何なんだ?排泄はしたのか?
余計な情報が多すぎて正直意味が分からない。

本機にはカメラは無いので、猫様がこの時どういう表情をしていたかとかどういう挙動を取ったのか等は勿論把握することはできない。
故にこの文章は”PetSnowy側のユーモア”な訳であるが、どうにも冗長が過ぎる気がする。
この長いメッセージのせいで過去ログも流れやすい印象を受ける。
それから7.6Kgオーバーのデブはどう考えても子猫じゃないんよ。

過去ログといえば、今まで何時にどの程度トイレに篭っていたのか、という情報も後追いで確認することができないのも残念なポイント。
PETKITは過去を振り返って「何時に何分間使用した」というログを確認できるため、猫様のルーティンを把握することができる。(以下画像参照)
一方でPetSnowy 全自動猫トイレでは、その日に利用した回数と平均時間のみを確認することが可能だ。
もし病気になった場合などに、何時からトイレに行っていない等の詳細を確認することができる点では、PETKITの方が有益な情報を保持できていると感じる。

そして最もどうにかしてほしいのが、2分以上滞在するとアラートが上がること。
しかも設定からは変更不可。

我が家の猫様は長トイレというか、トイレで遊びがちというか、自分の排泄物を必要以上に気にかけるタイプである。
上記PETKITのログ画像でも確認できる通り、日常的に3分程度居座っていたりする。
PetSnowyはこの時間をペットの危機、或いは装置の異常と認識してしまうのだ。

上記画像1枚目のように、トイレに入るたびにバンバンアラートが飛んできて心穏やかではない。
本機にはシーン設定機能があり条件付で行動を促す機能が備わっているのだが、そこにプリセットされているものでもなく、この動作に対する設定の削除や閾値の変更等もすることもできない。
故に長トイレ猫様の元ではこのアラートと毎日向き合う羽目になる。
どうにかできないものか。。

ちなみにトイレに入った認定は踊り場に踏み入れた瞬間から測定される様子であり、トイレ本体に入った時間ではない。
以下画像の状態(砂取りマットに乗った状態)から「入った認識」されるため、より2分の猶予は少なく見積もられている。

これはひとえにアプリ側の設定項目不足に他ならない。
バージョンアップでどうにかできるものである筈なので、今後の改善に期待したいところだ。

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PetSnowy 全自動猫トイレ の総評

とにかく消臭に拘った実力派猫用自動トイレ。
デザインも良く機能も充実。とてもおすすめできる商品だ。

管理アプリが少々不親切であるが、これからどんどんブラッシュアップできる領分であるため期待はできる。
あとは、筺体がとてもデカいことにも注意が必要か。余裕のある設置場所の確保が必要だ。

筆者の所感ではあるが、PetSnowy製品は品質が大変によろしく満足度が高い。
何よりデザイン面において優れている印象がある。
日本国内の現状としては本機自動トイレのみの展開となっているが、海外では自動給餌器や自動給水器も統一された優れたデザインで展開されており注目度が高い。
是非とも日本での発売を期待したい/揃えて運用したいところではある。

ちなみに、本製品が良かったので自動給餌器も買っちゃった。
詳細は以下確認。

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