中古スマートフォン販売サイト「にこスマ」案件で貰ったiPhoneを「にこスマ買取」で売ってみた。

最近の新商品スマホは値段が高すぎ。
カメラぐらいしか進化していないにも関わらず、10万円以上なのは当たり前。
円高の影響もあり、新品のスマホは益々手が出しにくい状況となっている。

そんな状況も相まって、最近では中古スマホ市場が大変盛んな模様。
なんでも、大したスペックも必要ないユーザー達が最近の「よもやスマホというよりデジカメ」というラインナップに辟易し、そこそこ使える代物を探し回っているというのだ。

中古スマホ販売台数は過去最高の212万台に ”激安iPhone”の影響も MM総研の調査から
MM総研は、6月23日に「2021年度 中古スマートフォン市場規模の推移・予測」を発表した。販売台数は過去最高の212万台で前年度比14.6%増となり、2026 年度には342万台への拡大を見込んでいる。

で、そんな数ある中古販売店の中から「にこスマ」様より、本ブログへお話を頂いた。
なんでも、「iPhone8をあげるからウチのサイト宣伝したってや」という内容の様子。
正直今更iPhone8なんて貰っても使い道ないし断ろうかな、と思ったのだけれど、「にこスマ」から貰ったiPhoneを「にこスマ」で売ってみたら面白いんじゃね?といたずら心が芽生えた次第。
お受けします。

ということで「にこスマ」の概要に触れつつ、「にこスマ」での売却手順について記載していく。
よーし売っぱらったるぜ。

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にこスマ について

まずは会社概要から触れていこう。
「にこスマ」は伊藤忠商事のグループ会社となる株式会社Belongが運営する中古スマホ販売サイトだ。
にこスマでは、独自の基準を満たした「三つ星スマホ」なる、 良質な中古スマホのみを扱うことで他社との差別化を行っている模様。
その「三つ星スマホ」の基準とは以下の通りだ。

  • ネットワーク利用制限なし端末のみ、SIMフリー、SIMロック解除済みのみ
  • 画面や本体に割れや欠け無し
  • バッテリー最大容量80%以上、機能不良なしの端末のみ

玉石混淆の混沌とした中古市場において、このように明確により分けているのは解りやすくありがたいところ。

また、カメラ機能、各ボタン機能、画面ガラス、液晶などハードウェアとしての機能に問題ないことを確認するため、業界最多水準の25項目以上の検品を行っているとのこと。
合わせてシステム部分の検品も実施しているようで、最先端の検査システムでエラー検知からデータ削除まで実施しているという。
また扱うスマホの清掃やら撮影やら梱包やら、とにかく丁寧に実施していることをアピールしており、製品管理にはかなりの自信がある様子。

そんな自信に満ち溢れたサイトデザインは以下より確認されたし。

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提供されたiPhone8について

すぐ手放すとはいえ、貰った以上は軽くレビューしとこか。

箱は専用の宅急便コンパクトな箱だった。
すごいニッコリしている。

開けるとこのように。
クーポン券とahamoのチラシ、simピン付きのスタートガイドが付属。

本体はこのように。箱は無し。
今回は「少しの傷アリ」という中古Bグレード品をご提供頂いた。

ぱっと見大変美品。
それじゃあつまらんから傷を見せろ傷を。

え?コレ?
本体正面左角に超細かい傷がある。

写真では分かりづらいが、画面にもホント多少の擦り傷が確認できる。
これでグレードBかぁ。自分ならちっとも気にならないレベル。

勿論通電も問題なし。カメラの写りも問題なし。
バッテリー最大容量も80%以上を確保。

一点気になる点を発見。
開封時(到着時)には完全放電状態であり、上記バッテリー状態の表示すらされなかった。

スマートデバイスにとって完全放電はかなりのリスクがある。
充電ができなくなったり、OSの起動ループに陥るといった不具合の種となる。
筆者は多くのスマホをコレで破壊している。
中古販売店として数多くの製品を扱う以上、全ての製品のバッテリー管理は難しいとは思うが、ここはどうにか改善してほしいところだ。

ということで、気になる点はあれど製品としては大変美麗。
製品としての動作には何も問題は見受けられなかった。
それでは、さようなら。

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にこスマ で売ってみよう

中古市場の相場を確認

まずは中古市場の相場を確認してみようか。
今回の対象品は「iPhone 8 Gold 64GB」

令和の闇市ことメルカリでの相場は「8000~14000円」
秋葉原の良心ことイオシスでの相場は「9000~13000円」
俺たちのソフマップことソフマップでの相場は「7000~13000円」
みんなの「よろず屋」ことじゃんぱらでの相場は「8000~13000円」
ゴミ売り場ことハードオフでの相場は「7000~9000円」
※2022年10月調べ

とまぁどれもこれも似たりよったりな相場。
美品であれば1万以上は確定という状況。

にこスマ買取での相場と売却

にこスマでの売却は以下「にこスマ買取」より可能。

https://www.nicosuma.com/sell

聞かれることに対しポチポチと答えるだけで査定してもらえる。
結果、にこスマでの相場は「10000円」という査定が出た。
※この記事執筆時点では「11000円」となっている。

現物を確認せずでの査定ではあるが、若干低いながらも概ね相場通りといったところか。

その後は本人確認が行われる。
運転免許証・在留カード・マイナンバーカードのいずれかで対応可能であり、Web上のみの対応で完結することが可能。
これらを実施することで端末売却の仮申込が完了する。
…のだが、ここで問題発生。

PC上で手続きを実施していたのだが、本人確認画面で突然上記画像が表示された。
対応OSではない…?スマホでやれと?
申請はスマホでやれという記載はなかったのだが。
仕方ないのでQRコードより本人確認作業を継続。

ああ、こういう感じか。たしかにPCではできないわ。

スマホのカメラを使い本人確認書類を撮影、その後インカメラで本人の3D顔写真を撮影といった作業が必要になる。
これら作業を実施してやっと仮申請が完了する。
仮申請完了後、メールで配送方法が付与されたメールが到着する。

上記の通り発送方法を選択可能。
ここに入力することで発送QRコードが作成される。

あとはメルカリと同じように発送すればOK。
勿論着払いなので配送料はこちらの負担にはならない。

で、数日後に「端末を受領いたしました」メールが届き、
その数日後に「入金手続きに関するご連絡」が届く。

上記の通り、送金するサービスはにこスマ(株式会社Belong)のサービスでは無い。
故に送金されるタイミングなども不明であり、送金された事を知らせるメールなどもなかった。
いつまで待っても送金されたメールが来ないので口座を確認したところ、2日後に送金が行われていた。
当初の査定額通りの金額であり、詳細な査定内容などは通知されなかった。
ここらへんは正直不安だった。

対応時系列をまとめると以下のようになる。

  • 9月28日(水) 12:55:買い取りの仮申し込みが完了
  • 9月28日(水) 23:11:本人確認が完了、発送手続きメール着
  • 9月29日(木) 12:20:持込配送申し込みが完了
  • 9月29日(木) 17:40:持込配送を実施
  • 9月30日(金) 11:05:端末を受領いたしましたメール着
  • 10月4日(火) 20:06:入金手続きに関するご連絡メール着
  • 10月6日(木) 未明 :入金を確認

到着から検査完了まで、大体2営業日といったところか。
比較的スムーズな方ではあると思うが、本人確認メールや入金手続きに関するメールが明らかに営業時間外から送られていることが興味深い。
なんでこんな時間帯に?自動化しているにしてもなんとも中途半端な。
もし手動で送信しているのだとしたら、ひょっとしてこれは従業員からのヘルプサインなのでは??
でもこの手続きを行う上で、筆者の顔も住所も割れてるから下手なことはできないんだ。ゴメンな。

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結論、にこスマってどうなの

筆者的には買うも売るも信頼できる場所、と判断している。
メルカリのほうが買うも売るもコスパが良い現状ではあるが、製品保証もなければアフターサポートも無い、ましてや売る側としては取引に際し発送料や梱包代は全て自分持ちな上に手数料まで取られるので、結果としてはそんなにお得では無いという実情がある。
信頼のおける端末売買を行いたい、という選択肢としては十分ありかな、と感じた。

本ブログでは以下の記事のように、スマホでのバイクナビ利用についてノウハウを公開している。
ここでも記載しているように、ナビ用スマホは大変に破壊リスクが高い。

そんな時に中古スマホの出番だ。
安くて品質の高いスマホが手に入るのであれば活用するに越したことはない。
ナビ用スマホを探している人も覗いてみては如何だろうか。

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