【NICEHCK NX7 MK4 レビュー】なるほどNX7 MK3から順当な進化。相変わらずの素晴らしい出来。

5.0
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長い間筆者のメインオーディオ環境を支えていてくれたNICEHCK NX7 MK3の次世代機種をやっと入手した。

前作は費用対効果が大変良く、また筆者好みの出力傾向であったためにメイン環境に鎮座していたわけだが、その後に出会ったMoondropちゃんズにお熱で以降は全く出番がなくなってしまっていた。
持ち物整理の際に見つけてはストリングプレイスパイダーベイビーをするぐらいの相手となってしまっていた。
ごめんよ僕のファイアーボール。

ということで優先事項がかなーり低くなってしまっていたこのシリーズの最新作を今更ながら享受したく思う。
見せてもらおうか、NICEHCK NX7 MK4の力とやらを。

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NICEHCK NX7 MK4 の基本データ

NICEHCK について

NICEHCKAudioは、2015年に深センにて設立されたプロフェッショナルオーディオブランドである。

最早中華イヤホン好きには説明不要な高品質なイヤホンとケーブルを提供しているブランドだ。
中華ブランドにありがちな「やってみた」という商品展開は行わず、堅実的でしっかりとした商品を発表しているイメージを個人的に抱いている。

価格帯はピンからキリまであるが、そのどれもが大変に高品質。
筆者としても本ブログでは掲載していない同社ケーブルを多く使用しており、困ったらNICEHCKのケーブルを買っておけば問題ない、というレベルの信頼感がある。

そんでもって相変わらず発音がわからない。
NICEHCKってなんて読めばいいの。

NICEHCK NX7 MK4 について

NX7 MK3と同様、NX7 MK4も簡単に言えば最近の仮面ライダー・ウルトラマンである。
三色用意されたフィルターを入れ替える事によって特性を変更することが可能だ。

基本構造は2DD+4BA+7層圧電式セラミックドライバという片側7ドライバ構成。
合計14ドライバという中々に贅沢なドライバ数を備えているのもおなじみの特徴。
勿論クロスオーバー回路も搭載しており、各ドライバの整合性も取られている。
構成自体はMK3から据え置きとなるが、各ドライバーは勿論グレードアップされている。
そのためMK3所持者としては純粋なレベル感で音質を比較できるのが楽しみなポイントだ。

各色の変化は上記の通り。
赤フィルターの変異具合が中々で興味深い。
MK3はフェイスプレートも変更できたのだけど、本作は変更不可。
正直残念ではあるが、代わりにウルトラQなマーブルフェイスで飽きの来ないデザインとなっているのでまあOK。

NICEHCK NX7 MK4 の外観

まずは外箱から。
MK3とそっくりなレイアウト。そりゃそうだ。
MK3のような特徴がないのでその他側面は省略。

内箱。黒い。

開けるとこんな感じ。
なるほど高級感がある。

特徴的なフェイスプレートは傷つきやすいのか、ビニールが装着されている。

中蓋を取るとケーブルが装着されたまま出てくる。
その下も底板があり説明書などが格納されている。

専用ケースは合皮感が強いがしっかりとした作りのもの。
ベースはMK3と同一であるが、あちらはデニム仕様であるために本製品には見劣りを感じる。
グレードダウンしちゃったかぁ。そうかぁ。

付属のイヤーピースは相変わらず数が多い。
こうまで増やすならウレタン系も加えてほしかったなぁと思う所。
今回は替えフィルターのみのため、ドライバーなども付属していない。

やはり、さすがのNICEHCKと言うべきか。
付属のケーブルは相変わらずに大変に優秀。
音質は勿論の事、質感も大変良く替えのケーブルが必要ないレベル。
銀メッキ高純度銅線+単結晶銅線のミックスケーブルであり、高域の伸びがとても美しい。

筐体はレジンのクリア感があるが、外装が件のマーブルフェイスが魅力的だ。
正直好みが分かれそうなものではあるが、筆者は好き。

フレームは金色縁で彩られており、それでいてギラツキが抑えられた輝きであるためパット見の高級感がある。
誇張した筐体デザインも無く大変シンプルであるが、装着感はMK3から引き継いで過不足無く不満はない。

先代NICEHCK NX7 MK3と比較。
まぁ筐体も基盤配置もほぼほぼ同じかな。
MK4に搭載された7層圧電式セラミックドライバの巨大化がわかりやすい。

重量は4.5gをマーク。MK3より軽い!

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NICEHCK NX7 MK4 の良いところ

MK3譲りの優れた音域と臨場感、そしてパワーアップ

こういったシリーズモノはバージョンアップすると音の傾向が大きく変わってしまうモノが多いところではあるが、本製品はしっかりとバージョンアップがされているという印象を受けた。

というのも、ほぼほぼMK3の出力傾向を維持しているのである。
高い解像度、優れた臨場感、バランスの良さは勿論健在。
音楽から感じる事ができるワクワク感・グルーブ感を存分に楽しむことができる出力は、聴いていて「とても楽しい」と表現せざるをえない。
筐体のできの良さも相まって、どれをとっても高水準であり、この価格帯ではかなりのパフォーマンスを感じることができる。

それでいながら、各ドライバのグレードアップによりMK3からの確かな音質向上を確認できるのも素晴らしい。
上記MK3の良さを維持しつつも、より広い音域と臨場感、低域の深さを味わうことができるのだ。
これは聴き比べるに際し大変に面白く興味深いところであった。
こんなにわかりやすいレベルアップってあるんだなって。

まさに次世代機。
NICEHCKらしい堅実で素晴らしい進化だと感じた。

相変わらずのスターターセット感

ケースからケーブルからなんやらと、本製品だけでほぼ完成している。

付属品の品質の良さと数多く用意されたイヤピによって、別アイテムを購入する必要がない。
本製品だけで買っておけば良い。
MK3譲りのとんでもないスターターセットは健在だ。
上記イヤホン自体の性質も相まって、本当に非の打ち所のない製品だ。

カラーチェンジの効能あり

上述した通り、ほぼほぼMK3の特徴を引き継いでいる本機。
ともなればやはり短所もそのままということか…と思いきやそんなことはない。
フィルター変更の効能が確かに感じることができる。

赤に変えると低域がかなりカットされ、文字通り中高域がブーストされた傾向を感じることができる。
ただ少々中域に抜けを感じることがあり、特化といわれると少々疑問ではあるが、説明通りの性能があるといえるだろう。
また黒に関しても然りであり、高域にフィルタ掛かった印象がありながらもはっきりとしたベースラインを感じることができ、キレの良い表現を堪能することができる。

総じて説明どおりの性能を感じることができるが、まぁ結局は筆者的にはバランスの良い(デザイン的にも)金が好きかな。
ここは千差万別・十人十色というものなので好みに合わせてという話。
そのような余地があるだけでも十分なものだろう。

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NICEHCK NX7 MK4 の残念なところ

無い。最強。
強いて言えば、こんな純然たる進化を遂げたせいでいよいよもってMK3君の出番が無いという話。

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NICEHCK NX7 MK4 の総評

相変わらず最強だぁ。
これ買っとけば間違いない。

同価格帯にコレまた大変優れた性能を誇るTRIPOWIN Olina SE が存在しており中々な激戦区だ。
向こうはバランス重視でこちらはワクワク重視、というのが個人的な印象。
音楽の楽しさを如実に感じることが出来るという点でも、また見た目の美しさという点でも筆者的にはNICEHCK NX7 MK4のほうが好きかなぁという具合。

2023年初めから良いイヤホンに出会ってしまった。
今年はコレを基準にレビューしていかなくてはいけないと思うと、気が重い。

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