
Huaweiのサブブランド、Honorより、Honor 30SとHonor Play 4T Proが発表された。正確には、Honor Play 4Tという無印版も発表されているが、そんな面白くないのでガン無視して話をすすめる。
HonorはHuaweiよりもコスパに優れた製品を取り扱うブランドで、Xiaomiのredmiシリーズみたいなもの。(恐らくHonorのほうが先だろうけど。)
自分もHonor 10を長らく愛好しており、電池もちの良さや充実したテザリング機能など、サブ機としてとても優秀なことを身をもって体感している。
そう、サブ機として。
なぜサブ機なのかといえば、kirinプロセッサやカメラAIのクセがなかなかに強いからなのだけれど、普通の使い方をする人には断然コスパに優れたHonorシリーズはredmiシリーズより断然オススメでできる。
そんなHonorより期待の新作が発表されたので確認してみよう。
Honor 30SとHonor Play 4T Proを比較
Honor 30Sについて

まずはHonor 30Sについて。
末尾に[S]がつくのはミドルスペックであることを示す。
旗艦は無印の「Honor 30」として何れ発表されることになるだろう。
いつものように、自分が重要視するスペックを以下抜粋。
SIM | Dual SIM (Nano-SIM, dual stand-by) |
カメラレンズ | 64 MP, f/1.8, 26mm (wide), 1/1.72″, 0.8µm, PDAF 8 MP, f/2.4, 80mm (telephoto), AF, 3x optical zoom 8 MP, f/2.4, 17mm (ultrawide) 2 MP, f/2.4, (depth) |
防水性能 | 非対応 |
Chipset | Kirin 820 5G |
ストレージ・メモリ | 128GB 8GB RAM 256GB 8GB RAM |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
GPS | dual-band非対応 |
スピーカー | シングル |
画面 | IPS LCD |
重量 | 190g |
解像度 | 1080 x 2400 pixels・6.5 inches |
バッテリー | 4000mAh |
価格 | 37,000円 |
4眼で64 MP搭載、5G対応で37,000円という相変わらずの高コスパ。
ただし、Honorのカメラセンサーは値段相応なのであんまり期待してはいけない。
Kirin 820はミドルレンジ最上位にあたる。
デザインはHuawei感が増して良い

三色展開。
Xiaomiもそうだけど、この「翡翠色」って中国の流行りなのかな?
とても綺麗なので流行ってくれて全然構わないのだけど、横並びで面白みは無いわな。
一番右の貝殻のようなホロデザインはHuawei感があって美しい。
また画像からもわかる通り、サイドでの指紋認証に対応している様子。
HUAWEI nova 5Tの記事でも語っているが、これが個人的な正解だと思っている。
Honor Play 4T Proについて

次にHonor Play 4T Proについて。
Playがつくのはゲーム特化であることを示す。
いつものように、自分が重要視するスペックを以下抜粋。
SIM | Dual SIM (Nano-SIM, dual stand-by) |
カメラレンズ | 48 MP, f/1.8, 27mm (wide), 1/2.0″, 0.8µm, PDAF 8 MP, f/2.4, 17mm (ultrawide) 2 MP, f/2.4, (depth) |
防水性能 | 非対応 |
Chipset | Kirin 810 |
ストレージ・メモリ | 128GB 8GB RAM 256GB 8GB RAM |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
GPS | dual-band非対応 |
スピーカー | シングル |
画面 | AMOLED |
重量 | 170g |
解像度 | 1080 x 2340 pixels・6.3 inches |
バッテリー | 4000mAh |
価格 | 25,000円 |
全体的にHonor 30Sに劣る。
ただしAMOLEDを搭載し、同一のバッテリーを積んでいるにも関わらず軽量、そして2.5万という破格で入手できる点が優れている。
5Gには非対応だが、どうせデファクトスタンダードになるのは1年半以上先になるのだろうから、そんな気にすることはないと思っている。
以上のことより、個人的にはHonor Play 4T Proのほうが魅力的だと思っている。
デザインは無個性

一見すればHonor 30Sとなんら変わらない。
が、Huawei感のある貝殻のような配色は無く、全体的にどことなく一世代前の雰囲気がある。
フロントカメラはティアドロップを採用。ここもやはり一世代前の古臭さを感じさせ、デザインとしてはあまり面白みはない。
Honorはメインもサブもいける優秀なブランド
メイン機として扱うのならば、間違いなくHonor 30Sを選んだほうがよい。サブ機として扱う場合には何が重要であるかを考えれば、Honor Play 4T Proのほうが優れているといえるだろう。
Honor系はnomad SIMやChatWifiなどの、テザリング非サポート大容量格安SIMでのテザリングが可能だ。さらには5GHz帯での発信も可能なので、通常のモバイルWi-Fiと同じように使用することもできる。
モバイルWi-Fiを持つぐらいなら、Honor Play 4T Proを購入し上記SIMをブチ込んで持ち歩くほうが幸福度は上がるかもしれない。