【dyplay ANC Hybrid レビュー】ノイズキャンセリング対応の激安中華Bluetoothヘッドホン。1万行かずにapt-X LLに対応でANC付きという最強コスパを誇るがそれ相応な点も。

3.5
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また正体不明のものを購入した。

定価7,599円でapt-X LLに対応し、ANCまで搭載しているという超絶コスパを誇る、
dyplay ANC Hybridなるものを入手したのでレビューしてみようと思う。

ノイキャン試したいしapt-X LL対応機種も欲しい、けどお金払いたくないなぁ
なんていう欲張りケチ野郎にピッタリな商品なので、ひとつご一読願いたい。

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dyplay ANC Hybrid の基本データ

dyplay ANC Hybrid について

dyplay ANC Hybridは、2017年よりAmazonなどのネット通販を中心に、世界中で販売を行っているdyplay(Meloaudio)社のANC搭載格安Bluetoothヘッドホンだ。

dyplay(Meloaudio)社がどこの国のどこに拠点をおいた会社なのか、探しても情報が全く無かったのでハッキリと正体不明といえるのだけれども、なんか海外の評判を見てみるとそれなりに評判もよく品質も確かの様子。まぁ多分中国のどこかなのは間違いない。

正体不明だし買ってみるか。といういつもの謎理論のもと購入に踏み切ってみた。
つい最近aptX-LL対応のBluetoothレシーバも購入したので、安くていい感じのaptX-LL対応機種を探していたこともあり、環境を整えてみたかったというのもある。

【TT-BA07 レビュー】TaoTronicsの謎Bluetoothトランスミッター。aptX-LLの組み合わせで使い方は無限大!
また、よくわからぬ物を買ってしまった。 公式ホームページに存在するが、存在しない。製品名は存在するが、情報と合致しない。でも確かにそこに存在する商品。その名も「TT-BA07」。 Amazonで注文すると「TT-BA07JP」と表示されるの...

スペック値としてはめちゃくちゃ高性能というほどでも無いが、なかなかに優秀。
以下が公式画像とスペック値を書き出ししたものになる。

dyplay ANC Hybrid
Bluetooth規格5.0
ドライバー40mm ダイナミックドライバー
SoC
対応コーデックapt-X LL、aptX、AAC、SBC
操作方法物理ボタン
ノイズキャンセリングアクティブノイズキャンセリング(ANC)対応
防水等級非対応
連続再生時間約22時間
充電時間約2~3時間
充電端子USB Type-C
その他CVC6.0対応
有線接続可能

稼働時間について公式画像とスペック値の整合性取れていない。
この時点で怪しさ爆発でワクワクする。

dyplay ANC Hybrid の外観

外箱と内箱。隠す気のない中華感。
なんか靴入ってそうなデザインだなって。

全部取り出したところ。
内容物は本体とUSB Type-Cケーブルと3.5mmオーディオケーブル。
それから多言語説明書となんかよくわからんカード。

クッションはふわふわでとても触り心地が良い。
さすがに高級ヘッドフォンのような「軽さ」は無いが十分だ。

ドライバ部分に解りやすく「L」「R」と印字されているが、めちゃくちゃダサくないかコレ。

側面はとってもシンプルで良い感じ。
ノイキャン用のマイク穴らしきものが確認できる。

ヘッドフォン下部。
通話用マイクとは”異なる穴”が確認できる。
一体何なんだこの2つの穴は。しかも両側についてるし。

側面下部には充電用のUSB Type-C入力口と、有線接続口、通話用マイク口がある。

ボリューム調整ボタンの中央に電源ボタンがある。
その下にはANC切り替えスイッチが用意されている。

このANC切り替えスイッチをONにすることでノイキャンが有効になる。
つまり、本体電源と連動しておらず、手動でのON/OFFが要求されるという仕様。

本体は上記画像のように折り畳むことは可能だが、DJスタイルのように横回転はできない。
折り畳むとそれなりにコンパクト。

どんくらいかというと、「除菌できるアルコールタオル」と同じぐらいの大きさ。
なぜこれと比べたのか、他にもっと良い比較対象はなかったのか。

付属の3.5mmオーディオケーブルが異常に細い。
簡単に断線しそうな細さであり、1m程度しか無いためあまり使いたいとは思わない。

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dyplay ANC Hybrid の良いところ

aptX-LL対応は問題なし。それなりの音質で期待以上!

怪しいスペック値のため、aptX-LL対応というのも半信半疑だったのだけれど、しっかりとaptX-LLで接続してくれた。

映画鑑賞はもちろん、ゲームの使用にも十分に耐えることが可能。
本当に有線で繋いでいるのと同等のシンク具合でマルチメディアを楽しむことが可能だ。

40mm ダイナミックドライバーの音圧は十分で、Bluetooth接続にしては高音質の部類だと判断している。
音の解像度は低めだが、分離感や距離感は必要十分であり、左右のバランスがとてもよいと感じる。

有線接続を行うことで、「やはり」ではあるが音質の向上が認められた。
全体的に音圧が上がり元気な印象を受ける。
が、そこまでの差はないので普段遣いはBluetooth接続で問題は無いだろう。

クッションが優秀。4時間つけっぱなしでも痛くならない。

耳にあてるタイプではなく、耳をすっぽりと覆うタイプ。
上述したとおり触り心地がとてもよいクッション素材ゆえ疲れにくく痛くなりにくい。

ただまぁ構造上仕方がないのだけれども、この時期は蒸れてちょっと辛い。

悪くないANCがGood

まぁ良くもないんだけどね。

扇風機の音、空気清浄機の音程度の環境音は消音可能。
ただし、換気扇の音や車の走行音、電車の音などは全然聞こえる。
人の会話やタイピング音なんかも普通に聞こえる。

解りやすく例えれば、密閉感を上げたような感じ。
ただ単に、ヘッドフォン自体の遮音性が上がったような印象を受ける。

まぁ無いよりはマシ、というものではあるが、屋内(家)中心で使うぶんには全く問題ないだろう。
元々マルチメディア観賞用として家でしか使わない前提で購入したため自分には十分なものであった。

もっとも、aptX-LL対応機種を屋外で使うことある?と逆に聞きたいぐらいだが。

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dyplay ANC Hybrid の微妙なところ

システム音が中国語で固定されているところ。

本機の上位機種である「dyplay UrbanTraveller 2.0」は英語音声に切り替えることができる様子だが、本機種は中国語から変更することができない

電源ON/OFF時に「ハイジー」と喋り、ペアリング時には「ニャンニャンニャン」と喋る。

まぁ機能には何の弊害も無いのでさした問題にはならないが。
とは言っても、マジで何言ってんのかわからんのでGoogle自動翻訳にかけてみた。
その結果が以下である。

電源OFF時の翻訳。
シャットダウンって言ってるみたい。
まぁこれは許せる。

続いて、電源ON時に何と言っているかをご確認頂きたい。

あ?(半ギレ

電源をONにするたびに、耳元で「ハッピー」と呟かれていたのか俺は。
翻訳しなきゃよかったと思っている。

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dyplay ANC Hybrid の総評

システム音が中国語固定が気にならなければ、最強コスパを誇るマルチメディア鑑賞用デバイスになりえる。

おまけ程度のノイキャンも室内使用なら全く問題無いレベル。
この価格帯でANCありapt-X LL対応はなかなかに珍しい存在だ。
総評としてはめちゃくちゃ実用的な製品と言える。

中国語固定が嫌なら、上位機種である「dyplay UrbanTraveller 2.0」も数千円程度の差額で購入が可能だ。
こっちはANCの性能も向上しているようなので、余裕があるならこっちもオススメ。

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