【B+COM(ビーコム) SB6X レビュー】納得のハイエンドインカム。性能も音質も申し分なし。

以下記事の通り、この度ヘルメットを新調したと同時にインカムも新調した。

今まで使用していた組み合わせは、SHOEI Gt-Air + MIDLAND BT NEXT PROというもの。
この組み合わせで5年以上使用し続け、色々ボロボロとなっていたので新しくしたというわけ。

新調したヘルメットのレビューは上記記事を確認いただくとして、今回は新調したインカムについての話。
本記事ではそんなインカム「B+COM SB6X」について記載して行きたく思う。

B+COM SB6X について

B+COMとは、日本の企業である株式会社 サイン・ハウスより販売されているインターカムだ。
国産インカムをリリースしている(まともな)会社は、こことデイトナぐらいしか無いという貴重なブランドだ。

国内のライダーのおよそ7割近くが装備していると言われ、マスツーに参加するのであれば必須装備とまで言われるぐらいには普及している。
次いでSENAあたりが普及していると体感しており、その他のインカムはマジで人権が無い。

SB6Xという名前から察せれる通り、本機は6世代目。
ここに至るまでにかなりの切磋琢磨が行われており、各世代の評判を確認してみるとまぁ色々あったんだなぁと思わざるを得なく、涙ぐましい研鑽の元今の地位を築けたのだと感じ入る事ができる。

世代を重ねるごとに着実に機能を増やし、性能を精鋭し、デザインを洗練させている。
このストイックさは素直にすごいと思う。そんな歴史は以下から確認可能。

バイク用インターカムの歴史を作ったB+COMの歴代ラインアップのご紹介。 | SYGNHOUSE
日本のバイク乗りの声をとことん聞いて、B+COMは皆様と共に進化してきました。B+COMの歴代モデルのオプション品やアップデートをご紹介。

いうて、SB6Xは2017年の製品。
今更語るまでもなく、なんだったらもう少しまてば次期機種が出るんじゃないかってな時期なのではあるのだけど、しょうがない。
だってヘルメットが古くなっちゃったんだもの。合わせて買い替えたいじゃないか。

B+COM SB6X の御姿

え!?2017年に発売された製品を、今更ご丁寧にアンボックスから紹介するんですか?!
うっせえ。

2017年の製品らしく、スペックは今のTWSに見劣りする。
尤も、インカムとTWSを比べる意味は全く無いのだけれども。

説明書を退けると本体が登場。
美しく格納されているが、MIDLAND BT NEXT PROは専用のキャリケースにもっと綺麗に格納されていたので、比較してしまうとそれほどでもない印象。

インカムあるある、異常なパーツ数の多さ。
まぁヘルメットに合わせて使用するパーツが異なるのだからしょうがないのだけれども。
にしても、SB6Xは結構多い方。

これが御本尊様だ。シャープでカッコイイ。

対して裏側はかっこ悪い。
平坦でツルッとしている。アンテナもむき出し。

充電部兼イヤホン部分はType-Cとなっている。
最近の防水スマホよろしくキャップレス防水となっている様子だが、いかんせん作りが安っぽく信頼に欠ける印象がある。
まぁ豪雨の中で6時間程度使用したが問題なかったので、問題はないということなのでしょう。

同じように、マイク接合部もキャップレス防水の様相。
こちらは何故かMicroUSBとなっており、拍車をかけて安っぽい。
同じく防水性能に疑問を抱かざるを得ないが、 豪雨の中で6時間程度使用したにも関わらず防水性能には問題なかったので、防水ということなんでしょう。

アンテナはこのように立たせることが可能。
立たせることによる効能はイマイチ不明。マスツー時にも変化は感じられず。

公式HPを見ると、この部分がもげた際のQ&Aがまず目につく。
つまるところ、本機で一番壊れやすいところということだろう。
気をつけて使用する必要があるかもしれない。

アームマイクの拡大図。ワイヤーマイクもこんな感じ。
やっぱり接合部はMicroUSBだった。

重量は54g程度。
最近のTWSをケース込みにしたぐらいの重さ。

番外編:ボロボロになったMIDLAND BT NEXT PRO

比較対象として5年間使用したMIDLAND BT NEXT PROを見てほしい。

なんだか「かわいそう」という感想が湧いてくる様相。アンテナ部分のギプスが痛々しい。
これが、5年という歳月の中、雨風を受け共に走りあった友の姿だ。

音質もよく通話品質だって問題ない。
今ではアンテナもバッテリーもヘタり、かつての輝きは今は見る影もない。
だがしかし、仲間で好きな音楽を共有しながらツーリングできた思い出は、何事にも代えがたい記憶になるだろう。
ありがとう、そしてさようなら。

ちなみに55.4g。
ぐるぐるセロテープも込みなのであと1gぐらい軽いかも。

B+COM SB6X の良いところ

抜群に音が良い

インカムに何言ってんじゃんよ、と思うかもしれないけど、マジで音質が良い。
通話音声も全くノイズが乗らずクリア。とてもすごい。
MIDLAND BT NEXT PROも中々音が良かったけども、それの倍は音質が良いと感じる。

1万円程度のオーバーヘッドフォンレベルの音質は確保可能。
スマホ連携時のサブスク音源も十分に鳴らすことが可能だ。
音数が多い曲に対しては高音域が潰れがちな印象を受けるが、まぁ十分か。

個人的には MIDLAND BT NEXT PRO よりも音量調整や操作もやりやすく感じる。
アナウンス音声を担当する結月ゆかりの声も拍車をかけて良い。テンション上がる。

アプリが格好良く使いやすい

グループ通話機能である「B+LINK」の管理もしやすく、音楽共有の可否も設定可能。
他細かい基本設定も最近なUIで設定することが可能。
MIDLANDのアプリのUIはダサダサのショボショボだったので好印象。

システム音声の件もそうなのだけれど、サインハウスの中の人って絶対ヲタクだよね。
なんかこうすればヲタクって喜ぶんだろ?ってツボが解ってる気がする。有能。

B+COM SB6X の残念なところ

充電に難あり

MIDLAND BT NEXT PROの場合は、アタッチメントベースをヘルメットに装着し、本体のみを簡単に着脱することが可能な設計だった。
対して本機は全てが本体に接続されている。
マイク部分、スピーカー部分、アタッチメント部分全てが、本体に設定されているのだ。

これの何が駄目なのかというと、上記のように貧相な防水加工がされた接合部を、充電の度に全て脱着する必要が発生するということだ。
バイクというただでさえ過酷な環境下の中で、更に無駄な脱着を要するのであれば、該当箇所の劣化はかなりのものとなるだろう。

この無駄な作業を避けるためには、本体を限りなく外さないようにする必要がある。
つまり、以下のような状態で充電することが推奨されるだろう。

ヘルメットから取らない。マイクも取らない。
Type-Cの部分だけ外して、モバイルバッテリーなどで給電する。
これが最も製品に影響を与えない充電方法と考える。

つまるとこ、こんな気を使うような設計が残念だ、という話。

結論:総じて高性能。買って損はなし。

タイトルの通り、納得のハイエンドインカム。性能も音質も申し分なし。
日本国内であれば、本機を装着しておけば問題ないだろう。
これからのバイクブームの最強のパートナーとなってくれると思う。

耐久性に少し疑問を抱かざるを得ないので、取り扱いには少し注意が必要かもしれない。
杞憂であれば良いのだが、構造的に丁寧に扱うに越したことはないだろう。

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