【AVIOT TE-D01gv レビュー2】TE-D01gvを売却した。1ヶ月も保たず手放した6つの理由。

タイトルの通り、AVIOT TE-D01gvを一ヶ月も保たず手放した。
前回の記事でそれなりに(?)使えると評価を下していたのに、一体何があったのか。

【AVIOT TE-D01gv レビュー】aptX Adaptive対応機種の実力をガチレビュー。デザインと音質はマジで良いけどそれ以外は…。
買っちった。 事の経緯なんかは以下の記事を見てほしい。 aptX Adaptive対応のTWSというものを試したくて仕方がなかったんだ。自分のメインスマホはMi 9...

本稿ではその理由について述べていく。
それに伴い、本稿ではTE-D01gvをものすごくディスるので、これから買うことを検討されている人や当機を気に入ってる人は、おとなしくブラウザバックを推奨だ。

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AVIOT TE-D01gv に期待していたことと、その顛末

前回の記事に記載した通り、本機はスペック厨を唸らせるスペックを保持している。

最新のBluetooth 5.2を採用し、SoCにこれまた最新のQCC3040を搭載。
aptX Adaptiveに対応はもちろんのこと、IPX7の防水も兼ね備えている。
さらにはアンビエントマイクも搭載しているので、とっさの会話にも対応することが可能。

aptX Adaptiveとは、ビットレート値280kbps~420kbpsの間を可変させながら転送を行うことができる次世代規格だ。

利用環境に合わせて転送量を変更させ、通信安定性と音質の確保を両立することができる。
間違いなく、本機の一番のアピールポイントであるといえよう。

それら最新技術を備えて1万円を切る価格設定を実現している。
素晴らしいコストパフォーマンスを持ったモンスター機種と評価できるだろう。

だがしかし、本機はこれら素晴らしい機能を微塵も活かしきれていない。
つまり、期待を全て裏切られたというのが、本機を手放した理由だ。

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AVIOT TE-D01gv の何が駄目だったのか

ここからはその理由について触れていく。
前回の記事でも触れたところが出てくるが、ご容赦願いたい。

通信品質が悪い、aptX Adaptiveの恩恵が無い

自分はaptX Adaptive対応機種であるMi 9T proを所持している。
そのため、aptX Adaptive接続によるリスニングを行うことができるのだが、
まぁコレが酷い。

人混みの多いところでは、通信が切れまくる。
たまに切れる、とかではなく、まともなリスニング自体困難なレベルで切れてしまう。
SBCにしか対応していないような中華端末と、正直に言えば同レベルと感じた。

なお、aptXにコーデックを切り替えてもあまり改善は見られなかった。
つまりこれは、次世代規格であるaptX Adaptive接続が悪いのではなく、
本機のチューニングが甘すぎるということを意味している。

前回の記事で、自分はTWSは基本的に料理中や散歩のときに使用するようにしているので影響はない、というように述べていたが、人混みの少ないところですらたまに瞬断が起こっていた。
初期不良とか障害とかの影響で切れやすい、というほどではないのだが、
自分の手持ちのBluetoothイヤホン・レシーバの中ではあり得ないレベルで切れやすいのは間違いない。

故に、これが本機の限界性能ということだろう。

装着感が最悪、イヤーピースで工夫が必須

上記画像を見てもらえばわかるように、本機は人間工学とかあんま考えてないデザインだ。
ただの耳栓のように装着するものであり、イヤーピースのみで本体を支えているといっても
過言ではない。

故にイヤーピース選びがめちゃくちゃ重要。
ただし、普通のシリコン製イヤーピースでは密着感が弱く、少しの動作でイヤホンがズレてしまう。
そりゃあそうだ、イヤーピースだけでこのデカイ筐体を支えているのだから。

つまり、本機を使用する上ではウレタン製(フォームタイプ)のような、個人の耳穴に合わせた
形状変化を伴う密着感と頑丈さを備えたイヤーピースの装着が必須となる。

にもかかわらず、本機のデフォルト装備ではウレタン製イヤーピースが付属していない。
なので別途購入する必要が発生してしまうのだ。

左右がどちらだかわからないデザイン

上記の通り、裏返さないと右か左か分からない。

ケースの充電端子的には、左右の是非を問うものではないと判断しているが、
もし左右を間違えてケースに入れて充電した場合に故障した場合の保証がどうなっているのか
など考えると迂闊なことはできない。

左右間違えて装着しようものなら、不快な音場を浴びせられる羽目になる。
触るだけで左右がわかるような何かを付与してほしいところだった。

左単体での使用時のボタン操作に難あり

TWSの醍醐味といえば、片耳だけに入れての使用だ。

TWSは、片耳で外音を聞きつつ、もう片耳ではTWSを装着し音楽を楽しむ、ということができる。
そして両耳で聞きたい時は、ケースから片方を取り出せばシームレスにステレオ環境に移行することができ、両耳でのリスニングを継続して行うことができる。
この便利さが、TWS最大の特徴といえよう。

本機でももちろん、片耳使用から両耳使用へのシームレスな移行が可能だ。
可能なのだけれど、左単体での使用時のボタン操作がものすごく不便で非常に使いづらい。

本機での右単体のボタン押下は以下のように動作する。

  1. 停止/再生
  2. 早送り

対して、左単体でのボタン押下は以下のように動作する。

  1. アンビエントモード
  2. 巻き戻し

右単体での使用時には問題なく動作するのだが、
左単体での使用時には、アンビエントモードが動作しない。

本機ではアンビエントモードに切り替わった際、音楽が停止する仕様となっている。
つまり、左単体時にアンビエントモードが動作しないという事は、
左単体で音楽を停止する術が無いということになる。

これ、本当に謎の仕様で意味が分からない。
巻き戻ししかできないって誰がどういう用途で使用するんだと。

音が良くない

これ重要なんだけど、本機は音があまり良くない。

何いってんの、前回の記事で”温かみのある音。アコースティックな楽曲との相性が抜群。”とか
評価してんじゃん馬鹿なの死ぬの と言いたい気持ちはわかる。

前回の記事で以下のように記載した。

使用すればするほど愛着が湧くような音、という評価だ。 転じて言えば、使用しなければ本機の味を全く引き出せないということになる。 長い付き合いを覚悟した上で本機を購入する必要があると言えよう。 このような仕様であるため、最低10時間以上のエージングは必須。 初回リスニング時には、そりゃあもう失敗したと思うぐらいひどい音質であり、本気で返品を考えたぐらいだ。

そう、本機の最初はとても音が悪かった。
それが聴き込むうちに良くなっていき、低音強めの中域ブーストな音域を作り出していった。

その時点で記事を書いていたのだが、なんとその時の音は完成形ではなかった。
50時間近く使用すると、かなり籠もった音を出すようになってしまうのだ。

温かみのあった低域は、ただのボソっとした纏まりの無い音となり、
元々弱い高域は更に潰され、サスティンはほぼ皆無。
中域はもとから強めなので人の声は聞きやすいが、抜けが悪いので籠もって聞こえてしまう。

本機はIPX7に対応しているのだが、こういった高い防水規格に対応したイヤホンはどうしても
籠もった音になってしまう。
本機も結局はその呪縛から逃れることはできなかったようで、
使用すればするほど音が籠もっていくという、とても残念な仕様を備えていた。

IPX7を活かすことができない

まぁ待てと。
音が悪くても、通信品質が悪くても、最強のIPX7規格の防水があるじゃないかと。
お風呂場での使用や水泳での使用にも耐えられる、最強の相棒じゃないかと。

そう言いたい気持ちはわかる。
だがしかし、本機ではそのIPX7を活かすことはできないんだ。

上記の通り、本機はイヤーピースのみで筐体を支えるようなちょっと無理のあるデザインをしている。
そのためウレタン製(フォームタイプ)のような、個人の耳穴に合わせた形状変化を伴う密着感と
頑丈さを備えたイヤーピースの装着が必須となる。と説明をした。

このウレタン製イヤーピースは、水場での使用と相性がとても悪い。
ウレタンは水を吸い込むうえ、水を吸い込んだウレタンは密着感を失うからだ。

事実、風呂場で使用した際にはかなりビビった。

更に、水を吸い込んだウレタンを筐体に装着し続けることにもデメリットが有り、
ステム部分の金属疲労や腐食を早める原因となる。

つまりウレタン製イヤーピースは水場で使ってはいけないのだ。

ではウレタン製イヤーピースが必須の本機はどのように使用すれば?
少しの体の動きで装着感がずれるシリコン製イヤーピースを使用するしか無い。

そんなストレスを背負ってまで本機を使用する意味は?
そんなものは無い。

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TE-D01gv は期待を裏切るイヤホン

以上のように、TE-D01gvは芳醇なスペックを何も活かすことができていない、期待に答えられないイヤホンだ。

途切れやすく、装着しづらく、左右が解りにくい上に、水場でも使用できない。
仕舞いには音が良くないときたもんだ。

故に、普段使いもままならず所有欲も満たせないと判断した自分は、TE-D01gvを売却した。
8900円で購入したものが、7500円近くで売れたので、そんなに痛みは無い。

だれか君の良さを見出してくれる、良き理解者と出会えるよう、自分は祈っている。

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